トリプルクラウン-30は、2007年清龍ゲームジャパンが開発・販売した完全告知型の沖スロ5号機保通協における型式名は同じ。マックスアライド(2001年倒産)から1994年に発売されたパチスロ機(4号機)「トリプルクラウン」をモチーフに制作された。本記事では便宜上、以下のパチスロ機群をシリーズとして扱う。なお、トリプルエース-30(アルチザン)やザ・ゴルフ(ファースト)などのいわゆる類似機種はここでは取り上げないこととする。

  1. マックスアライドから1994年に発売された「トリプルクラウン」シリーズ
  2. ラスターから2004年に発売された「トリプルクラウンA」シリーズ
  3. 清龍ゲームジャパンから2003年に発売された「トリプルクラウン-30」(4号機)シリーズ
  4. 清龍ゲームジャパンから2007年に発売された「トリプルクラウン-30」(5号機)シリーズ
  5. WIZARDから2010年に発売された「MAXのトリプルクラウン-30」(型式名:マックスノトリプルクラウンWⅡ-30)

パチスロ機における「トリプルクラウン」商標は、マックスアライドが商標取得を行っていなかったため[要出典]、1977年出願の商標から2004年に分割されたもの(1800371-2)と2004年に出願されたもの(4805230)を清龍ゲームジャパンが所有している。また「マックスノトリプルクラウン」[1](5133777)をマックスアライドの傍系であるゲーミングディバイセス有限会社が所有している。

シリーズ概要 編集

沖スロの中でも、沖縄県内において大量に設置されている代表格の機種で、パネル右上にあるバットの形をした「CHANCEランプ」が点滅すればボーナス確定となる。

トリプルクラウン-30 編集

本機は沖スロで一般的な先告知をメインとするが、新しい機能として後告知や無音演出を搭載している。また、「CHANCEランプ」点滅速度に高速点滅が追加された。

ボーナス図柄はビッグ・レギュラーがそれぞれ1種類で、ビッグは純増枚数312枚、レギュラーは同じく104枚。

また、スペックを変更したトリプルクラウンS2-30が同年追加されている(形式名は機種名と同名)。こちらは黒パネルも追加され、2種類のパネルがある。

スペック 編集

  • トリプルクラウン-30
  • トリプルクラウンZERO-30
設定 BIG確率 REG確率 合成確率 機械割
1 1/327.68 1/546.13 1/204.80 96.47%
2 1/312.08 1/504.12 1/192.75 98.72%
3 1/297.89 1/468.11 1/182.04 100.99%
4 1/284.94 1/436.91 1/172.46 103.22%
5 1/273.07 1/409.60 1/163.84 105.47%
6 1/262.14 1/385.51 1/156.04 107.72%
  • トリプルクラウンS2-30
設定 BIG確率 REG確率 合成確率 機械割
1 1/312.0 1/504.1 1/192.7 95.47%
2 1/296.5 1/464.7 1/181.0 98.44%
3 1/282.4 1/431.1 1/170.6 101.38%
4 1/269.6 1/402.0 1/161.4 104.29%
5 1/258.0 1/376.6 1/153.1 107.19%
6 1/247.3 1/354.2 1/145.6 110.6%
  • ニュートリプルクラウン
設定 BIG確率 REG確率 合成確率 機械割
1 1/309.1 1/569.9 1/200.4 96.72%
2 1/297.9 1/504.1 1/187.2 98.95%
3 1/287.4 1/481.1 1/180.0 100.66%
4 1/278.9 1/436.9 1/170.2 102.65%
5 1/268.6 1/397.2 1/160.2 105.45%
6 1/258.0 1/368.2 1/151.7 108.28%

※各数値はメーカー発表値。

シリーズ一覧 編集

※「30」のつかない機種は、25パイ(本土)仕様。

4号機
  • トリプルクラウンI(マックスアライド)
  • トリプルクラウンII-30(マックスアライド)
  • トリプルクラウンIII(マックスアライド)
  • トリプルクラウンA(ラスター)
  • トリプルクラウンA-30(ラスター)
  • トリプルクラウン-30R(清龍ゲームジャパン)
  • トリプルクラウン-30S(清龍ゲームジャパン)
5号機

※「MAXの~」を除き、清龍ゲームジャパンからの発売

  • トリプルクラウン-30
  • トリプルクラウンS2-30S
  • ニュートリプルクラウン-30
  • MAXのトリプルクラウン-30
  • トリプルクラウン25
  • トリプルクラウンZERO-30
  • トリプルクラウンスペシャル-30
  • トリプルクラウンZERO-ONE-30
  • ニュートリプルクラウン3-30
  • トリプルクラウンG-30
  • トリプルクラウンZERO II-30
  • トリプルクラウンX-30
6号機
  • ミスタートリプルクラウン-30
  • トリプルクラウンV-30[2]
  • トリプルクラウンビンテージ-30

注釈 編集

  1. ^ 本商標については清龍ゲームジャパンから異議申し立てがなされたが、2009年に登録維持が認められている(異議2008-900311、[1])。
  2. ^ トリプルクラウンV-30機種情報”. 777パチガブ (2022-011-24). 2023年1月27日閲覧。

外部リンク 編集