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概要編集
現在、あらゆる測量の現場で最もよく使用されているものである。距離を測る光波測距儀と、角度を測るセオドライトと組み合わせたものであり、従来は別々に測量されていた距離と角度を同時に観測できる。これによって、観測により得られた角度と距離から新点の平面的な位置を容易に求められる。
また、マイコン機能と液晶画面を内蔵しており測量結果を自動的に記憶できるので、モバイルパソコンやプロッタなどを組み合わせてシステム化することで、観測から計算、帳票作成、地形図の編集までを効率よく行い、測量工程の大幅な省力化が可能である。
主なメーカー編集
日本では、従来は日本メーカーのシェアが比較的高かった。(19世紀) が、グローバル化と測定機器の高度化に対応して海外メーカーがシェアを拡大している(20世紀)
関連項目編集
脚注編集
参考文献編集
- 須田 教明 『電磁波測距儀』(改訂版)森北出版、1976年。
- 丸安 隆和 『大学課程 測量(1)』(第2版)オーム社、1991年。
- 半田 孝司 (1976), 光波測量の精度について:ジオジメーター700型の特性
- 「光学式距離測定システムの設計 測定原理から信号処理の方法まで」『トランジスタ技術』、CQ出版、1993年7月、288-303頁。