ニクムバ: निकुम्‍भ, Nikumbha)は、インド神話に登場するアスラ、あるいはラークシャサである。同名の3人がおり、以下にそれぞれを解説する。

ラークシャサ王の子 編集

叙事詩ラーマーヤナ』に登場するニクムバは、ラークシャサラーヴァナの兄弟クンバカルナの子で、クムバと兄弟である。ラーマ軍とラーヴァナ軍の戦闘のさなか、猿王ハヌマーンに殺害された[1]

シャトプラの王 編集

アスラ族の一派ダイティヤ[要出典]の一人であるニクムバは、シャトプラの王である。ニクムバはヴィシュヌ神以外のいかなる神、人間をもってしても殺されない能力をブラフマー神から得たが、ヴィシュヌの化身クリシュナによって殺されたという[1]

プラフラーダの子 編集

ニクムバはプラフラーダの第三子として誕生したという[1]

脚注 編集

  1. ^ a b c インド神話伝説辞典』, p. 248.

参考文献 編集

  • 菅沼晃 編「ニクムバ」『インド神話伝説辞典』東京堂出版、1985年3月、248頁。ISBN 978-4-490-10191-1  ※特に注記がなければページ番号は本文以降

関連項目 編集