ニコラ山
ニコラ山(ニコラさん、英: Mount Neacola)は、アメリカ合衆国アラスカ州アリューシャン山脈の最北端の部分に位置するニコラ山脈を構成する山で、ニコラ山脈における最高峰である。ただし、この山の「ニコラ山」と言う名称は、公式な名称ではない。
ニコラ山 | |
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最高地点 | |
標高 | 9,426 ft (2,873 m) |
プロミネンス | 6,326 ft (1,928 m) |
総称 | Ultra |
座標 | 北緯60度47分55秒 西経153度23分38秒 / 北緯60.79861度 西経153.39389度座標: 北緯60度47分55秒 西経153度23分38秒 / 北緯60.79861度 西経153.39389度 |
地形 | |
所在地 | レイク・クラーク国立公園, アラスカ州,アメリカ合衆国 |
州/地方 | US-AK |
所属山脈 | ニコラ山脈 (アリューシャン山脈) |
登山 | |
初登頂 | May 20, 1991 by James Garrett, Loren Glick, Kennan Harvey |
最容易 ルート | 西側の氷と雪に覆われた登山道 |
プロジェクト 山 | |
山の形状について
編集ニコラ山はアリューシャン山脈の一部であるニコラ山脈において、最も標高の高い山とされているものの、アリューシャン山脈全体で見ると、ニコラ山ではなくリダウト山(標高3108 m)が最も高い山である。さらに、アラスカ州には標高6000 mを超えるマッキンリー山をはじめとして、他にも4000 mを超える山々が多数存在している。したがって、アラスカ州においてニコラ山は、そう高い山というわけではない。このように、標高ではさして目立たない山であるのにもかかわらずニコラ山が目立つ山だとされるのは、急峻な斜面を持っていて、山頂付近が尖った形状をしているからである。
登山史
編集ニコラ山の初登頂に成功したのは、1991年5月20日に、ジャームズ・ガレット(James Garrett)、ローレン・グリック(Loren Glick)、ケナン・ハーベイ(Kennan Harvey)の3人によるものだとされている。彼らは、最大で65度の傾斜がある氷壁を登って山頂に達したと言う。