ノート:オンブラ・マイ・フ

最新のコメント:7 年前 | 投稿者:Ursus.japonicus

歌詞の日本語対訳について 編集

現在掲載されている原詩の対訳についてなのですが、少し修正したほうが良いのではないかと思い、実際に直す前に提案・意見交換がしたく書き込みました。
まず、現在の状態では詩が細切れになっている感がするので以下のようにしたく提案します。その後で少し説明します。

「かつてこれほどまでに、愛しく、優しい、心地の良い木々の影はなかった。」

説明
まず、この詩は全体で「影(Ombra)」について述べています。その後で説明をつけて、それは「mai fu(今までなかった)」と。遠過去表現を用いていますが、これは必ずしも過去のことを言ったことではなく、イタリア語詞においては現在について述べる際もよく用いられる方法です。mai fuを現行では「決してなかった」としていますが、ここで使われるmaiにそれほど強い否定の意味は無いと思います。
その後di以下でどのような影か説明しています。「di vegetabile」は直接ombraを修飾していますが、緑のとするよりも、植物と言った意味合いのほうが強いと感じます。元のアリアのこのシーンを考え、影と合わせて「木陰」あるいは「木々の影」とするのが適切かと思います。(主語はOmbra di vegetabileです)
それ以下で「cara ed amabile,soave」と続きますが、これらは全てombraにかかります。caraとamabileの訳はいくつか考えられると思いますが、いずれにしても「親しい」では少し違うのではないかと思います。
そして最後に「più」とつけていますが、これはそれまでに述べた「cara」「amabile」「soave」全てにかかっています。「より優しい木陰」ではpiùがombraに直接かかっていることになり、少々違うのではないでしょうか。maiとpiùをあわせて、かつて(今まで)これほど(こんなに)とするのが自然ではないでしょうか。また、原詩内で「陰」は一度しか用いられていないので、何度も木陰と繰り返すのは原詩の雰囲気を壊していると感じます。
よって上記のような感じで修正を提案します。意見をうかがいたいです。--Ursus.japonicus会話2017年1月14日 (土) 17:57 (UTC)返信

意見がないようなので、一度記事の方を変更しました。--Ursus.japonicus会話2017年1月18日 (水) 16:52 (UTC)返信

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