ノート:カウチポテト族

最新のコメント:13 年前 | トピック:外国俗語の日本における誤解釈・独自解釈の流布 | 投稿者:Kurubu

ポテトチップは絶対条件? 編集

本文に「ポテトチップを食べながら」、「ポテトチップを食べている」とあり、 ポテトチップを食べていることが定義(条件)のように見受けられますが、その根拠となる出典をお願いいたします。 カウチポテト 2009年4月27日 (月) 06:38 (UTC)返信

カウチポテトのポテトがポテトチップであるという説明がなされている文献がありましたので紹介します。
「カウチはソファより小型でプライベートな目的で使われ、寝そべることもできる長椅子のことです。この椅子で寝そべりながらポテトチップスを食べ怠惰な生活をする「カウチポテト族」なる言葉は、この椅子から命名されたものです。」
以上、心地よい椅子を科学する研究会編著、『おもしろサイエンス 椅子の科学』、2009年、日刊工業新聞社、9-10頁より。--いてる 2009年11月3日 (火) 13:07 (UTC)*返信

走り書きのメモを散乱せてても仕方ないので日本語辞典側も列挙しておきます。

大辞林第三版:長椅子に横たわってポテトチップスを食べながらテレビやビデオを見て過ごす人[1980年代に人とのかかわりを避ける生活様式や心的傾向を表して用いられた語]
デジタル大辞泉(2010年6月確認):寝いす(カウチ)でくつろいでポテトチップをかじりながらテレビやビデオを見て過ごすような、自分一人の中に閉じこもって精神的な安らぎを求めるライフスタイル。また、そのような生活を好む人。米国で、ヤッピーに代わって現れた言葉。
カタカナ語新辞典:寝椅子(カウチ)でくつろぎ、ポテトチップをかじりながら、ビデオテープやテレビを見て楽しむような、一人で安穏と過ごすライフスタイル。他人との親密な関係から逃避し、自分の中に閉じこもった生活を志向する若者気質を表現した言葉。
平成新語流行語辞典外辞苑「カウチポテト・リセッション」:1990年の言葉。アメリカの景気低迷を表す造語。アメリカのベビーブーム世代の生活パターンは数年前までは過剰消費であったが、将来に備えて貯蓄が必要となり財布のひもが固くなった。カウチに座ってテレビを見ながらポテトチップを食べるだけで消費をしないことが景気低迷の要因。
同上「こたつむり」:1988年の言葉。日本版カウチポテトのこと。ウサギ小屋ではカウチなどとしゃれていられない。そこで日本的に、こたつに潜りこんでみかんを食べながらビデオを見ている。
カタカナ語略語辞典:ソファに横になり、ポテトチップスを食べながらテレビを見る生活スタイル。またはそれを好む人。
最新カタカナ用語「読む・見る」辞典:ソファに寝そべってポテトチップをかじりながら、テレビなどを見て時間をつぶすこと。またはそうした生活を好む人。
日本語話題辞典:最近の、ポテトチップなどをほおばりながら、物臭太郎式の生活をする「カウチポテト族」もこの一派だ。

こんなとこです。--Kurubu 2010年6月12日 (土) 06:19 (UTC)返信

ポテトチップは誤訳ではないですか? 編集

ニュースはソースにならないと思いますよ。 以下参照のこと http://homepage3.nifty.com/tak-shonai/intelvt/intelvt_022.htm http://ejje.weblio.jp/content/couch+potato --以上の署名のないコメントは、58.89.157.91会話/Whois)さんが 2009年9月2日 (水) 12:35 (UTC) に投稿したものです。返信

日本での定義は知りませんが、アメリカでは「ソファーでじゃがいものようにゴロゴロしながら、テレビを長時間見ている」という意味です。ハンバーガーを食べようと、ピザを食べようと、カウチポテトと呼ばれます。--218.222.67.191
"couch potato"をグーグル画像検索すると、ジャガイモがリモコン片手にソファーに寝そべっているイラストが多数ヒットします。このことからも分かるように、アメリカでの意味は「ソファーでじゃがいものようにゴロゴロしながら、テレビを長時間見ている」です。
研究社『新英和辞典』には
「cóuch potáto
―【名】【C】 《口語》 カウチポテト 《余暇はテレビばかり観る人》.[ソファーにジャガイモのように寝そべってテレビばかり見ていることから]
と書いてあります。[1]--218.222.71.178 2009年12月31日 (木) 03:31 (UTC)返信
1988.3.8 読売新聞夕刊11面に『「カウチ・ポテト」ってなんだ?違った解釈、ひとり歩き』という記事で次のことが書かれています。
本家のアメリカでは「ソファーでじゃがいものようにゴロゴロしながら仲間と一緒に楽しく」、日本では「ポテトチップを食べながら独り閉じこもって」と解釈が異なっていること、流行語は意味をよくわかずに使ったり、日本の事情に合わせて解釈するので、元の意味からずれてしまう。--田幸 2010年4月11日 (日) 12:09 (UTC)返信

とりあえず調べてきた英和・英英辞書系の記載は以下の通り。

小学館ランダムハウス:運動をしないでソファに寝そべってスナックを食べながらテレビやビデオを見てばかりいる人
研究社リーダーズ・プラス:ソファに座り込んで、スナックを食べながら、テレビばかり見ているような人
三省堂グランドコンサイス:couchの上にイモのように寝そべってテレビばかり見ている人
三省堂新グローバル:いつもテレビを見ている人
Longman Contemporary 及び American: someone who spends a lot of time sitting and watching television.
Collins Cobuild Advanced leaner's: someone who spends most of their time watching television and does not exercise or having any interesting hobbies.
MacMillan English Dictionary(2002): someone who spends a lot of time sitting at home and watching television. This word shows that you do not approve of people like this.
Oxford Learner's Thesausus(2008): In informal language, the disapproving expression.(語義説明はLongmanと同じ)

ジャンクフードに関する記載が英英系にないものの、まだ実質2冊なので留保。--Kurubu 2010年6月4日 (金) 04:40 (UTC) 英英2件追加。negative性はつかまえましたが、ジャンクフードは相変わらず英英では見当たらないですね。--Kurubu 2010年8月14日 (土) 04:20 (UTC)返信

外国俗語の日本における誤解釈・独自解釈の流布 編集

アメリカにおける語義は挙げられておられる通り「ソファーに座りこんだジャガイモくん」です。 しかし、ここまで有名な「日本における誤解釈の流布」の例を全く無視するわけにはいかないでしょう。 そもそも誤解釈なんだから「権威ある正しい文献」は風俗研究の部類になってしまうので、 そうそう見つからないと思います。 とはいえ、新聞に掲載された実例というのは、幅広く流布した証拠にはならないまでも、 「校閲を通っている」点で興味深いと思います。--125.194.108.4 2010年4月25日 (日) 09:50 (UTC)返信

日本での解釈を主のままにしておくのもどうかと考えたので、米国での意味を主に、日本での解釈を従にして、参照出来る資料とあまり齟齬が生じない範囲で書き換えました。社会的な意味づけについては、過去の分を可能な限り活かしたつもりです。
また、外部リンク先がなくなっているようなので削除し、ドイツ語版で挙げられている「The Potato Museum」を加えました。
もっとreferenceが欲しいのですが、米国での意味のreferenceとして他社の英和・英英辞典をいくつか。小事典・中辞典クラスだと「テレビ中毒者」程度の場合もあるので、出来れば大辞典クラスを。日本での解釈のreferenceとしては、[2]の大辞泉が良いと思うのですが、ネット版だと知らないうちに書き換えられる恐れがあるので、紙版があればそれ、デジタル版でも発行年等を確認出来ればその確認、としたいところです。--Kurubu 2010年5月9日 (日) 08:24 (UTC)返信

「現代用語の基礎知識」もそれほど信頼出来ないのですが、1989年版を一通り見て、日本への「カウチポテト」の輸入経路のおおまかな流れは多分以下の通りと思われます。

  • 1987年頃、日本でもそれなりに知られているアメリカの、多分お堅い雑誌で「カウチポテト」が取り上げられた。そこで「最近の若いもんは人付き合いを面倒に思っておるのか、家の中に篭ってカウチポテトしておる」という社会的分析もなされたのではないか。
  • アメリカでの事情を良く知らない日本人がそれを読んで「カウチポテトはアメリカの若者の新しいライフスタイル」と勘違いした。
  • CMか何かで使われて広く流布。
  • 「現代用語の基礎知識」等が余計な分析をしまくる。
  • 他の国語辞典等がそれを引き写し。
  • 当の「現代用語の基礎知識」は書き逃げ。外来語欄に追いやって、英語にそこそこ詳しい人に書かせた。

残る問題点は、「カウチポテトを取り上げたそこそこ有名なアメリカの雑誌」、「カウチポテトを広めたとされるCM」、「ポテトチップス解釈が生まれたのはどの段階か」、これらを詰めれば完成です。--Kurubu 2010年8月27日 (金) 16:35 (UTC)返信

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