ノート:パンデミック

最新のコメント:1 年前 | トピック:人獣共通感染症 | 投稿者:Riesz

もう、ウィクショナリーのテンプレートを外した方が良いんじゃないんですか?--軽功 2006年2月28日 (火) 22:34 (UTC)返信

素直に、大流行ではダメ?2009年2月21日付日経新聞34面の記事で、そのように訳していましたよ。—以上の署名の無いコメントは、Takahiro kihara会話履歴)さんが[2009年2月21日 (土) 08:28 (UTC)]に投稿したものです(Akaniji 2009年5月5日 (火) 04:39 (UTC)による付記)。返信

Epidemicとoutbreak 編集

現行の記事内で、エンデミックとパンデミックの中間の状態を、アウトブレイクとしていたりエピデミックとしていたりするように思います。en:Template:Influenzaでは、outbreakとepidemicが混在しているようで、ちょっとわかりません。

新規outbreak epidemic pandemic endemic epidemic pandemic endemic epidemic…

という理解で良いのでしょうか?--Akaniji 2009年5月16日 (土) 08:09 (UTC)返信

混在しているわけではなくて、アウトブレイクは「発生」や「出現」を基準にした概念(例えば、この文章の用例だと、アウトブレイクを「発生」に置き換えて読んでみて下ればよろしいかと)で、「エンデミック/エピデミック/パンデミック」は流行の「規模」による分類に関わる概念です。なので、アウトブレイクと他三者を並列に扱うことはできません。エンデミックとパンデミックの中間の状態は、あくまで「エピデミック」に当たります。
後3者は、流れとして基本的には
  1. (流行のきっかけとなる最初の感染)
    1. →終息する(そもそも流行にならない)
    2. →拡大する(2へ)
  2. エンデミック
    1. →終息する
    2. →拡大する(3へ)
  3. エピデミック
    1. →終息する(または一部地域を残して沈静化する)
    2. →拡大する(4へ)
  4. パンデミック
    1. (→やがて終息するか、大部分の地域で沈静化する)
というような経過を辿ります。一方「アウトブレイク」については、元々の英語での"outbreak"の用法としては、この経過の過程で、(a)「流行が発生した」という現象そのものを指す、あるいは(b)「あるときに発生した伝染病の流行の、発生から沈静化まで」の一連のイベントを指す、そのどちらかです。
もう少し細かく言うと、一般に「流行が発生した」と認識されるのは、いちばん最初の感染の時点ではなく、エンデミックやエピデミックが認識された時点(それも多くは、流行の規模が大きくなるエピデミックの初期です……なので、本当はエンデミックを「流行」と呼ぶのか難しいケースもあり、「風土病」云々というのはそういうケースも含むためです)になりますので、(a)については通常、2もしくは3の時点を意味します(ケースによりどちらかは異なる)。一方、(b)についてはその発生してから終息するまでを指すので、例えば、「20xx年に日本でxx病が、エンデミックとして発生し、拡大してエピデミックとなり、その後終息した」というようなケースでは、2→2-2→3→3-1までの一連が、「20xx年、日本のxx病のoutbreak」として扱われます。もしそのままパンデミックに移行した場合、その"outbreak"という名称でも構わない(規模は関係なく使える…英語版のen:Outbreakの冒頭最後にepidemic or pandemicと書いてあるのはそのため)のではありますが、通常は、その時点くらいで別の名前が与えられることも多いかな? という感じかと。で、終息した後で再び発生した場合には、その発生した時点から、例えば「20yy年、日本のxx病のoutbreak」として扱われる、という感じ。
なお日本語では、(a)は「発生」ないし「出現」と訳すればよいのですが、英語版でよく個々のepidemicの項目名として名付けられた "Outbreak of なんとか"などについては、後者の部分も含むので、単に「発生」や「出現」と訳するのがいいか、それとも終息まで含む一連のイベントとして「流行」と訳するのがいいか(「伝染」が必須でない食中毒の集団発生などで使うかどうか辺りで、ちょっとややこしい部分がある)、少し悩むところではありますが……とりあえず本項目で、二個目の「アウトブレイク」は単に出現ないし発生にした方がよさそうな気もしますが、これについては、他にも少し修正したい部分があるので、そのときにでも添削するつもりです。ご指摘ありがとうございました。--Y tambe 2009年5月16日 (土) 15:05 (UTC)返信
なるほど。混在しているわけではなかったんですね、すみません。Outbreakに (a) (b) 2つの用法があるというご説明で合点がいきました。(a)はSARSの発生地に関して話す時などの用法で、(b)は天保八年疫癘[1]の「疫癘」にあたるような使い方ですね。
outbreak (b)
endemic epidemic pandemic endemic
ありがとうございます。--Akaniji 2009年5月17日 (日) 02:10 (UTC)返信

フェーズ5はパンデミックなのか 編集

現在、WHO はフェーズ5だとしていますが、もしこの記事に書かれていた事が事実なら、現在世界はパンデミックだという事になります。ニュースやTVを見て、現在、日本ならびに世界はパンデミックだと思いますか? 以下の資料のどれを見てもフェーズ5をパンデミックとはしていません。Wikipedia の他記事も同様、パンデミックはフェーズ6としています。

  1. Current WHO phase of pandemic alert
  2. Levels of pandemic alert WHO
  3. インフルエンザ・パンデミックに関するQ&A 国立感染症研究所 感染症情報センター
  4. WHO global influenza preparedness plan (PDF)
  5. フェーズ邦訳/PDF 国立感染症研究所 感染症情報センター
  6. Federal Response Stages U.S. Department of Health & Human Services

この記事でのみフェーズ5をパンデミックとしていた理由は、上記 1. の、グラフだけ見て英文は読まなかったためにフェーズ5もパンデミックであると勘違いしたとすれば一応説明はつきますが、出典すら示されていなかったのではっきりしません。
もしパンデミックの記事でパンデミックを間違えたというのであれば、何をか言わんやといった感じでこれが今まで指摘されなかったのであれば記事に信憑性など置けませんので、{{正確性}}を貼らさせていただきました。 -- Tolena 2009年5月24日 (日) 16:01 (UTC)返信

直前に編集した者ですが、個人的にはいわゆる速報的記事や記事中の速報的部分にはあまり関わりたくなかったので、そのうちそういうのが得意な誰かが直すだろうと、そのへんは敢えてスルーしてました。んーと…大体、ご指摘は正しいのですけど、二つほど補足しておきます。
  1. 「パンデミック」と「新型インフルエンザの流行におけるパンデミックに関する、WHOの定義」というのは、全く別のコンテクストです。どっちかというと、これを混ぜて書く事の方が看過できない致命的な問題だったので、とりあえ直前の編集では、その問題の解消を中心に行いました(…が、Tolenoさんの上での指摘を読んだところ、この辺りの用語の使い分けから、Tolenoさんもこの辺りを混同してるのではないかとやや不安がありましたので、一応…蛇足かもしれませんが…指摘しておきます)。
    なので個人的には、どっちかというと「正確性」については、当該の節だけに張っておいて欲しかったなぁ、というのが正直なところです。まぁつっても私が加筆した部分の出典についてはまだ記載してませんので、これは後ほど追記しておきます(こういう古典的とも言えるほどの「基本的」な内容については、最近の専門書では「当然知ってるもの」として紙数が減らされる一方なんで、過去に読んで総括的に知識を得た数十の資料のうち、手元に残ってないような古い書籍も確認せにゃならんのです)。一応、手近にある分だけ確認しましたが、笹川・林編『医科細菌学』改訂4版(南江堂、2008)では少しだけ詳しめ(p.105)に、吉田他編『戸田新細菌学』改訂33版(南山堂、2007)では1パラグラフのみ(p.206)ですが、記述はありますので、とりあえず参考になれば。また、コレラ等を「現在パンデミックの状態にある」とした根拠については、IDWR:感染症の話等が参考になると思います。
  2. そもそもWHOの発表するフェーズですが、「WHOがフェーズxxと発表したらパンデミックである」というような性質のものではありません。そうじゃなくて、むしろ逆…「パンデミックになったら(WHOがそう認定したら)、WHOがフェーズxxだと発表する」というのが正しいです。ある状況がパンデミックの状態になっているかどうかについては、観測者や研究者それぞれによって見解が分かれる(研究者ごとにPOVがある)もので、WHOのフェーズというのも同様に「WHOのPOV」によります(同様に、CDCのPOV、厚労省のPOVなどもある)。ただWHOの立場上、そのPOVの持つ意味合いが大きく、「そんなWHOがパンデミックだと認定したのだから、パンデミックだ」という風に、他の研究者や各国政府なども*それ相応に*同調する、という感じ。ただ、これも「一つのPOVである」という認識が重要だったりします…WHOもいわゆる国際的政治と無関係ではないので、「学術的に正しい」スタンスを貫き続けてるわけではありませんから。例えば名称から「ブタ」を早期に外しちゃった点なんかもその例で、より専門性が高いCDCや日本感染症学会あたりは学術的なスタンスから現在もswine originという語を使いつづけてますが、別に「WHOがブタインフルエンザと呼ばなくなった」ということが学術的なブタ起源説を否定するものではないということ(むしろ起源については、AJ Gibbsの唱えた人的ミス説に対し、WHOはブタ起源説を推してる)で、これに類似する事例と判断して下されば、と。
ここらへんは、ちょっと専門的な込み入った話かもしれませんので、一般の方向けに上手く説明できてるかどうか不安ですが、微生物学(感染症学)を専門分野にする者のPOVとしてはそんな感じなんだ、と受け止めていただければと。--Y tambe 2009年5月25日 (月) 02:49 (UTC)返信
WHOの警戒区分というのは、WHO、国際社会、各国政府、産業が取るべき行動計画の基準になるもので、その感染症の疫学的な流行の程度のみならず、その感染症の病原性の強さなども考慮して、総合的にWHOが判断して決められるものじゃないですか?フェーズ5になったからパンデミック?フェーズ6になったらパンデミック?なんていう書き方は変だと思います。--蜂谷 2009年5月25日 (月) 09:39 (UTC)(一部修正--蜂谷 2009年5月25日 (月) 09:48 (UTC)返信
【新型インフル】基準変更方針を正式表明 パンデミック認定でWHOのような記事も出るなどで迅速に返事できず申し訳ありませんでした。2009年5月22日 09:19による版、および、それ以前では「発生から沈静化までの推移」の節には
例として、新型インフルエンザの世界的流行への警戒水準を以下に挙げる。

WHOによる新型インフルエンザ・パンデミックの警戒水準 
フェイズ 5-6:パンデミック
とあった物ですから。パンデミック全般を説明するならともかく、この記事ではパンデミックを新型インフルエンザの警戒水準を例に挙げた上で、WHOのフェイズ5宣言をパンデミックだと分類した表を載せて説明している反面、同じ新型インフルエンザのWHO の警戒水準でありながら Wikipedia の記事ではフェーズ5はプレパンデミック扱いでは整合性が取れずまずかろうと素人考えした次第です。
蜂谷さんのような専門の方に良い記事を書いて頂くことができ、感謝しています。 -- Tolena 2009年5月30日 (土) 14:36 (UTC)返信
蜂谷です。Tolenaさん、こんにちは。Tolenaさんが言われるように非常に誤解が生じやすい記述になっていたと思います。ご指摘頂いたところはなるべく整合性が合うように修正してみました。なるべく書かれたものは削除せず生かしていきたい、というのが私の編集方針でもありますので、少し修正して応急処置を施しコメントアウトを解除し、記述はなるべく残してみました。「パンデミックの推移」のあたりもまだ修正が必要と存じますが。この記事の発展に有用なご意見を頂戴していただき有難うございました。今後とも疑問・問題点などを挙げていただければ幸いです。その方がこの記事の発展には有用と考えます。Tolenaさんが気になるところはどんどんご指摘頂いて、私の知識で対処できそうなものは対処していきたいと思います。今後ともよろしくお願いします。--蜂谷 2009年5月31日 (日) 01:13 (UTC)返信

差し戻しについて 編集

差し戻し時のコメントが文字数オーバーで切れてしまいました。すみません。全文は下記の通りです。

差し戻し、+refs、WP:NORをご理解の上、refに挙げたものを含めて、感染症学、微生物学関係の専門書(大学での教科書以上のもの)を一度きちんとお読みになった上で、WP:NPOVならびWP:Vに従って、ご執筆願います。

なおこの辺りの定義について、こちらからはrefとして挙げた日本の感染症学、微生物学の専門書/大学教科書を、とりあえず3冊ほど提示しておきます……まぁ、ぶっちゃけていうと、後は探せば探した分だけ増やせるんですけどね…。もし、これらの複数の教科書に比肩しうると思われるような「信頼できる情報源」がある場合には、それを提示の上で、WP:NPOVに従い、使用例等のバランスを保った形で加筆してください。もし「信頼できる情報源」が示せない場合については、残念ながらウィキペディアにその内容を記載することは「独自研究」に抵触しますので、あきらめていただければ、と。たとえそれが5年後、10年後に既存の概念を置き換える先進的・先鋭的な考え方であったとしても、「今、信頼できる情報源が示せない」のであれば、ウィキペディアに今載せることはできず、5年、10年待ってから載せていただくことになりますので。ご理解とご協力をお願いします。--Y tambe 2009年7月27日 (月) 08:53 (UTC)返信

IP 220.211.221.21氏の編集を再度差し戻しました。両論並記への編集でなく、差し戻しとした理由は以下の点です。
  1. 220.211.221.21氏は、英語版の文章を出典としているから、という理由を挙げていますが、英語版の冒頭は "A pandemic is an epidemic of infectious disease that is spreading through human populations across a large region" とあり、のっけから訳を間違えています。「パンデミックは感染症の流行。特に世界的に広がったもの」という220.211.221.21氏の訳は、「パンデミックが規模の小さな流行と大きな流行の両方を差しうる可能性があるが、通常は規模の大きなものを指す」という意味の文章であるのに対し、英語版の文章では規模の大きなもののみを指す言葉です。この定義について、英語版の定義は正しく、またこれは差し戻した編集に挙げた専門書の定義とも合致しています。220.211.221.21氏のみが、このような意味の文章を書いており、その出典を示さない限り、独自研究に相当します。もし単なる誤訳だった、というのであれば理解できないことはありませんが…。
  2. 220.211.221.21氏および彼方陣さんの編集において、「pandemicでなく、"pandemic phenomenon"だ」と示されていますが、これは本項目で語られている「パンデミック」を表す言葉としては正式に使用されません。例えば、PubMedでダブルクォーテーション付きの"pandemic phenomenon"を検索した場合、ヒット件数は0(Quoted phrase not found.)です。したがって、上述の部分は虚偽である可能性が高く、当該分野において「信頼できる情報源」が示される可能性が低い記述だと判断しました。
以上を鑑み、220.211.221.21氏の編集については、両論並記によって残すべきかどうか、そもそも220.211.221.21氏の翻訳能力や感染症学についての知識にも疑問があるため主張自体が疑わしく、また出典要求にも応じられていないことから、氏の編集内容を残すことで不正確な情報を混入させる可能性があると判断して、直前の編集内容に差し戻したものです。
もし220.211.221.21氏が、自分の執筆部分の内容を残すべきだというのであれば、「定評のある、信頼できる情報源」を示した上で、現在の内容に追記するかたち(WP:NPOVに従い、少数派の意見は少数派の意見として書く、ということ)で編集していただきたいと思います。--Y tambe 2009年7月28日 (火) 00:44 (UTC)返信

人獣共通感染症 編集

2020年12月10日 (木) 07:09 によって人獣共通感染症へ限定されましたが、人獣共通感染症が比較的パンデミックにつながりやすいだけで、用語定義として限定するのはあまり一般的ではないのではないでしょうか。--Riesz会話2022年9月11日 (日) 02:18 (UTC)返信

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