ノート:パーソナリティ障害/過去ログ1

最新のコメント:12 年前 | トピック:パーソナリティ障害への改名-2 | 投稿者:Margarita

境界性人格障害の呼び方について 編集

人格障害の患者様を指して「ボーダーライン」、「ボーダー」という言葉は確かに臨床でよく使われるのですが、決してフォーマルな言葉ではなく、また患者様の治療のためになる言葉でもないため、百科事典に載せるべきではないと思います。よって削除しました。

また「境界例」と「境界性人格障害」も厳密には違うので、そこの記載を削除しました。あしからず。--Mexicanhat 2004年9月12日 (日) 14:37 (UTC)

外部リンクのサイト 編集

外部リンクのサイトがどういう意味で挙げられてるのか、意図が分かりません。 もう少し分かりやすく説明するなりリンク先を変えるなりして戴けないでしょうか。
---以上2行は218.229.81.221さんによる2007年5月9日 (水) 13:21‎ の投稿---Ktmchi 2012年2月10日 (金) 12:39 (UTC)

人格障害という概念の取り扱いに対する問題 編集

欧米人云々の記述を見ると、歴史的に人格障害という概念が、 社会・文化及び其れに由来する価値観・常識・思想・道徳・行動様式など、個人及び集団のバックグラウンドの違いに対する 無理解によって、他者を「異常者」や「障碍者」と位置づける、あるいはその社会を「誤ったもの」「異常なもの」と断定・断罪する レッテル貼りに使われてきた極めて慎重な扱いをすべき危険な物だという事が解る。
---以上は 118.111.181.72さんによる2011年7月12日 (火) 06:52の‎投稿---Ktmchi 2012年2月10日 (金) 12:39 (UTC)

パーソナリティ障害への改名について 編集

DSM-IV-TR日本語版の2003年8月新訂版からは『人格障害』がパーソナリティ障害に変更されています。2008年に精神神経学用語集第6版でも変更が発表され、2009年には同版が発行されています。近年では発行される一般書などのタイトルはみな『○○パーソナリティ障害』となっています。人格障害の名称は否定的なニュアンスがあることが指摘されており、一般社会でも「人格障害」などと個人を貶める用語として使われることも多くなりました。よってウィキペディアでも名称を変更しなければいけない時期かと思いますがいかがでしょうか? 上記の境界性人格障害を始めとした全ての人格障害ページを細かく変えていくのは大変ですが、いずれやらなければいけないことだと思います。--Margarita 2012年1月13日 (金) 07:20 (UTC)

(追記):当「人格障害」ページと、既存の「○○人格障害」ページの全てを改名したいと思います。他のページからいらした方もご意見などありましたら宜しくお願いします。--Margarita 2012年2月18日 (土) 16:36 (UTC)

  コメント(賛否保留)将来的には、パーソナリティ障害に統一されていくものと予想しております。ただし、現在の疾病及び関連保健問題の国際統計分類(ICD)では「人格障害」となっており、行政機関に提出する診断書等は「人格障害」を用いることになっておりますので、ICDの訳語が入れ替わるまでは「人格障害」の語を(記事中などに)残しておくことが望ましいと思われます。記事名については、記事内で訳語の変化について十分に説明されていれば改名しても問題ないと考えます。--YuBon 2012年1月13日 (金) 11:14 (UTC)--YuBon 2012年1月13日 (金) 11:16 (UTC)(追記)
コメントありがとうございます。2005年発行の新訂版、2008年3月発行のこちらの姉妹書では訳が変わってパーソナリティ障害になっているようです。2015年にICD11が出る予定だとも聞きました。「人格障害」という呼称にショックを受ける方もおり、自身の診断書を見せてもらえない方もいらっしゃるようです。--Margarita 2012年1月13日 (金) 13:03 (UTC)
電子カルテ用のレセプト名ではすでにパーソナリティ障害となっています。厚生労働省保険局 傷病マスター(一覧表) 医療情報システム開発センター(MEDIS‐DC) ICD10対応標準病名マスター--Margarita 2012年1月19日 (木) 23:20 (UTC)

  反対  「パーソナリティ障害」は、せいぜい現記事名「人格障害」へのリダイレクトとしておくのが適切--Ch0331 2012年1月18日 (水) 20:56 (UTC)

コメントありがとうございます。ノート:境界性人格障害のほうにもコメントありがとうございました。個人的には「パーソナリティ障害」という名称はちょっと座りが悪いなという印象なのですが、上の人達が決めたことなのでしょうがないかなと思っています。2008年に日本精神神経学会がパーソナリティ障害への名称変更を決めたものの、今ひとつ普及しておらず、統合失調症や認知症と同じように、使用しているうちに違和感がなくなってくるのであれば、Wikipediaでも積極的に変えていったほうがいいかとも思う所存です。あと上記でコメントしたとおり、「人格障害」という名称をそのまま用いていくことに、ベネフィットがみいだせないというのも理由の一つです。--Margarita 2012年1月19日 (木) 08:43 (UTC)


 なぜ「せいぜい」なのでしょうか。Ch0331さんは「境界性パーソナリティ障害への改名について」において「提案者の〈独自研究〉もしくは〈主張〉に当たる改名と考えられ不適切。ウィキペディアは演説の場ではありません」とお書きになっていますが、それが理由でしょうか。「独自研究」かどうかについては一橋秀夫先生も『図解決定版 パーソナリティ障害を乗りこえる!正しい理解と最新知識』(日東書院 2011年)の冒頭において「近年〈パーソナリティ障害〉という言葉を良く耳にするようになりました。かつて〈人格障害〉と呼ばれていましたが、より深刻な印象を与えるとの判断から本来の英語での呼び方〈Personality disorder〉の訳語を本書では使うことにします」(p.12) と書かれています。従って提案者Margaritaさんの「独自研究」では決してありません。
 鈴木茂先生の『人格の臨床精神病理学―多重人格・PTSD・境界例・統合失調症』 (金剛出版)では「人格障害」と書かれていますがこの本は2003年のものです。目新しい少数派の「主張」として「演説」があったのは既に10年も昔のことではないでしょうか。それはSchizophrenieに対する訳語の「精神分裂病」から「統合失調症」への変更と同時、あるいはその動きに触発された「スティグマ烙印)となるような名称は避けるべき」という議論の一環だと思います。同様の意図から「痴呆」は2004~2005年に「認知症」に変更されています。
 この「人格障害」改名議論が10年前であったなら私もCh0331さんのご意見に賛成したかもしれません。「時期尚早」の意味からですが。しかしその後の10年の間に精神科医や臨床心理士なら誰でも持っている「DSM-IV-TR日本語版」や「ICD-10 精神および行動の障害-臨床記述と診断ガイドライン」は「パーソナリティ障害」に改訳されていることは既にMargaritaさんが書かれている通りです。もはや少数派の「主張」やら「演説」ではありません。
 にもかかわらず「せいぜい現記事名〈人格障害〉へのリダイレクトとしておくのが適切」とされる理由をお聞かせください。wikipediaでは「精神分裂病」も「痴呆」も「統合失調症」、「認知症」へリダイレクトされます。なぜ「人格障害」、「パーソナリティ障害」だけが逆で良いとお考えなのでしょうか。---Ktmchi 2012年2月19日 (日) 13:29 (UTC)
【追記】
 日本精神神経学会は2008年06月に『精神科用語集』を約20年ぶりに改定しましたが、その中で「人格障害」は「パーソナルティ障害」に修正しており、それを報道した新聞記事にまで「人格障害は性格の極端な偏りを指すが、人格否定の印象があり、変更した」(読売新聞2008年 5月31日)とあります。なお 『DSM‐IV‐TR 精神疾患の診断・統計マニュアル』2003年「新訂版への訳者の序」で、代表の高橋三郎先生は「人格障害」から「パーソナルティ障害」への改訳は2002年の「精神分裂病」から「統合失調症」への名称変更に伴うものであること、そして「精神科の病名で最もスティグマのあるものを3つあげると、〈精神分裂病〉〈精神病〉〈人格障害〉となるだろう」と述べています。
 「精神病院」も現在は「精神科病院」と呼ぶことになっているのはご存じの通りです。精神疾患のスティグマ烙印)は普通の人には娘や息子の婚約者、またはその婚約者の親族が上記3つの病名で入院・通院していたと聞かされない限りはさして気にはならないことかもしれませんが、病名を告げられた患者やその家族・親族を絶望の淵に追い込むことがあります。それで自殺する人まで。10年前のまだ十分にコンセンサスが取れていなかった段階ならともかく、既に大勢が決した現時点ではwikipediaでも速やかに改名すべし、と思いますが如何でしょうか。これが質問の2点目です。---Ktmchi 2012年2月19日 (日) 18:55 (UTC)


  賛成  一部に改名が遅れているものが残っていたとしても、改訂が遅れているだけだと思います。YuBonさんのおっしゃるように「記事内で訳語の変化について十分に説明されていれば改名しても問題ない」のではないでしょうか。「人格障害」で検索された方はリダイレクトで「パーソナリティ障害」を参照し、そこで「訳語の変化」を知れば良いと思います。---Ktmchi 2012年1月31日 (火) 04:28 (UTC)

コメントありがとうございます。元の名称はずっと「Personality disorder」で“改名”はされてないんですが、人格障害という名称が「人格否定の印象がある」ということで訳語を変更した、ということだそうです。DSM-10自体は1990年に発足されたものなので、その当時の本などはまだ使用されていると思います。あとお医者さんは自分が習った当時の言葉を使いたがる傾向がありますね。さすがに「痴呆」とは言いにくいと思いますが。--Margarita 2012年2月8日 (水) 17:23 (UTC)
精神分裂病から統合失調症への変更も「改訳」で、DSMの表記や定義が変わった訳ではありませんでした。それと同じですね。統合失調症のときは、趣旨には賛同しても訳としては苦肉の策な感はありましたが、「パーソナリティ障害」は原語の「Personality disorder」に近づいているので「訳」としても素直だと思います。ただここでは意図がどうか、訳として素直か、よりも「既に大勢がそうなっているのでそれに従うべき」という点で賛成します。---Ktmchi 2012年2月9日 (木) 08:15 (UTC)

  賛成 医学関連には詳しくないですが一般にそう呼ばれていると思うので改名に賛成です。いくつか出典も示されていますし反対理由はありません。YuBonさんの“記事内で訳語の変化について十分に説明されていれば改名しても問題ない”という意見にも同意します。--せちせち 2012年2月20日 (月) 10:03 (UTC)

コメントありがとうございます。医療分野に詳しくなくてもご意見は嬉しいです。パーソナリティ障害という用語も一般的になっていると感じます。1996年に「心療内科」の標榜が可能になって以来、精神科への敷居が随分低くなったと聞きました。名称が持つイメージの効果は計り知れないと思います。訳語の変化についてももうすでに記載されていますが、出典を元に付加できたらと思います。--Margarita 2012年2月22日 (水) 12:14 (UTC)
訳語の変化の経緯について、ここであがったものプラスアルファで「材料」を揃えてみようかと思います。複数の目と手を通した方が間違いが少ないでしょうから、Margaritaさんが料理して、記事に追記していただければと思いますが如何でしょうか。---Ktmchi 2012年2月24日 (金) 08:32 (UTC)
ありがとうございます。私は文章書くのがヘタなので(笑) Ktmchiさんが執筆して下さっても問題ないと思いますよ。長くなるようでしたら、名称にまつわる話として文節を作ってもいいかもしれません。--Margarita 2012年2月24日 (金) 11:07 (UTC)
名称変更の経緯の章追加し、IDC、DSMともに疾患名を現在名称に変更しました。改名の際には頭書きの最初の行だけ修正すれば良い状態にしたつもりです。合わせて「脚注」は「注記」と「脚注」に分割して<ref group="注" name="t1">の書式を用い、「参考文献」は「Cite book|和書」の書式を用いました。
 文章についてはほとんど変更を加えていませんが、さすがに「基本的には病気ではなく障害であると捉えられている」とか「神経症や精神病の病気と」などは直しました。「治療」から「精神分析的精神療法」を除きましたが、決して私が精神分析を嫌っている訳ではありません。ただパーソナリティ障害と精神分析はあまり相性が良くないと思います。書かれた方はおそらく「精神療法」の例として書かれただけだと思いますが。もっともみんなのメンタルヘルス/パーソナリティー障害にも「治療では、支持的精神療法、認知行動療法、精神分析的精神療法などの精神療法(orカウンセリング)」とありますねぇ。
 内容については「みんなのメンタルヘルス」の方が綺麗にまとまってるよなぁ」、とかブツブツ言いたくなるので、「あとはMargaritaさんにお任せ!」ということでお許しください。ただし改名範囲を拡げた責任上、他の項目の名称変更等はもちろんお手伝い致します。---Ktmchi 2012年2月25日 (土) 03:40 (UTC)
ありがとうございます。ご苦労さまです。「みんなのメンタルヘルス」は「性格が悪いわけじゃないよっ!」と強調してますね(笑) 私も概説に加筆してみましたが、変だったら直してくれて構いません。まだ全体の文脈的におかしな部分があると思いますが、出典等見つけたら少しずつ直していけたらと思います。--Margarita 2012年2月26日 (日) 00:03 (UTC)

  コメント 提案内容が、「一括改名(「人格障害以下、亜型・亜病名を含めての一括改名」に変わったとのことですので、改めて反対を表します。 「一括改名」とはすなわち、「Category:人格障害」の元にある記事名を須らく「パーソナリティ障害」に変えることが意図されていますが、このカテゴリーは「疾病及び関連保健問題の国際統計分類(ICD-10)」に基づいていることが明記されています。 従って、現時点ではこのICD-10病名が「人格障害」であることを第一の根拠に、提案には明確に反対します(議論の迷走を避けるため、その他の根拠・意見に付いては敢えて付記せず)--Ch0331 2012年2月21日 (火) 21:48 (UTC)

前にも記述しましたが、ICD-10の病名は「人格障害」でも「パーソナリティ障害」でもありません。「Personality disorder」です。日本語の訳語をどうするかの話をしており、現在(2012年)の一般名称、学会規定の正式名称の「パーソナリティ障害」に変更しよう、という話なのです。「病名」が「人格障害」でない以上、Ch0331さんの改名反対の根拠とはなりえません。ご回答よろしくお願いします。--Margarita 2012年2月22日 (水) 11:46 (UTC)


Margaritaさんが既にコメントされたようですが、私は「Personality disorder」の正式な日本語はあるという立場でコメント致します。ただし決してMargaritaさんにチャチャ入れするものではありません。Margaritaさんご了承ください。m(_ _)m
 まず、Ch0331さんの今回のご意見は、「Category:人格障害」の元にある記事は「疾病及び関連保健問題の国際統計分類(ICD-10)」に基づいていることが明記されてる。従って、現時点ではこのICD-10での病名に従うべきであると受け取りましたが、それでよろしいですね。私も「境界性パーソナリティ障害への改名について」の方で「現在の正式名称を用いるべき」とコメントしております。やっと意見の一致を見ました。
そこでそのICD-10の精神疾患部分「 The ICD-10 Classification of Mental and Behavioural Disorder」の日本語版での「Personality disorder」の訳語は何か、ということになります。ICD-10の日本語版はICD-10 精神および行動の障害-臨床記述と診断ガイドライン (新訂版)として2005年11月15日に出版されています。ICD-10のの訳語は同書が用いられます。お手元にご用意ください。かつて人格障害と訳されていたものはF60 Specific personality disorder とF61 Mixed and other personality disorder に含まれていますが、この部分は上記書の pp.211-217 です。 personality disorder の部分は全てパーソナリティ障害との訳が当てられています。「監訳者の序」 p.5 には2004年から2005年にWHOのICD-10該当部分のコーディネーター、メディカルオフィサーにも確認・見解をもらっており、WHOのICD-10に認知された日本語版テキストです。この版で「精神分裂病」は全面的に「統合失調症」に、「痴呆」も「認知症」に変更し、かつ「人格障害は精神分裂病の場合と同様に当事者にとっては極めて差別的印象をもたらしやすい呼称であることからDSMシステムと同様にパーソナリティ障害に修正した」とあります。
これだけで十分だと思うのですが、念のために『精神医学ハンドブック(第7版)医学・保健・福祉の基礎知識』も見てみましょうか。
 1996年の第1版から2~3年おきに改訂されているハンドブックですが「ICD-10 精神および行動の障害」をベースとしています。5章「性格のかたより」の中に「パーソナリティ障害」とあり、2007年1月の「第6版まえがき」に「痴呆は認知症、人格障害はパーソナリティ障害と呼称が変わったのでそれぞれ書き直した」とあります。
文言の改訂で時間がかかったのは厚生労働省関連ですが、wikipediaの「疾病及び関連保健問題の国際統計分類(ICD-10)」のページを開いてください。下の外部リンクに標準病名マスター作業班 > ICD階層病名ブラウザ があります。それをクリックしてください。そして上部の帯の「病名検索」から「人格障害」を検索してみてください。ヒットするのは全て「○○パーソナリティ障害」です。これはMargarita さんが既に示している厚生労働省の外郭団体・医療情報システム開発センター(MEDIS‐DC) ICD10対応標準病名マスターでのICD-10病名です。このICD10対応標準病名マスター・傷病名マスターの改訂はだいぶ遅れましたが、それでも昨日今日の話ではありません2年前の2010/03/01の2.83版で改訳されています。標準病名マスター バージョン別病名検索でバージョンを指定して検索してみてください。「人格障害」でヒットするのは2010/01/01の2.82版までです。従って「ICD-10での病名に従う」のなら、日本語訳は「パーソナリティ障害」でなければなりません。違いますか?---Ktmchi 2012年2月22日 (水) 16:33 (UTC)
蛇足ながら、一人が投票出来るのは1票だけです。どちらかにまとめて下さい。移動の完了が確認されたら、私の方で(もしかしたらMargarita さんが)それについてのコメントを移動します。---Ktmchi 2012年2月22日 (水) 16:33 (UTC)
「移動の完了が確認されたら」というのは、あたかも移動(改名)の実施が既定であるかのようであり不適切です(少なくとも、「蛇足」です)のでお止めください。また、本議論において「投票」は実施されていません--Ch0331 2012年2月23日 (木) 12:51 (UTC)
「移動」というのはCh0331さんのコメントを一つにまとめるという意味ではないでしょうか?--Margarita 2012年2月23日 (木) 14:48 (UTC)

  コメント 現時点で議論の争点となっているICD10病名について: 日本語訳の責任者である厚生労働省が「現行のICD-10」として採用(公表)している病名は、断固 「人格障害」であって、決して 「パーソナリティ障害」ではありません(→ [1]「第5章・精神及び行動の障害」 =本日閲覧)。 これに拠り、現在の「人格障害」に係わる諸記事名を「パーソナリティ障害」に改名することには、再度反対の意見を表します--Ch0331 2012年2月23日 (木) 12:51 (UTC)

このExcelの表の中身は古いですねぇ。良く見てください。
 F60.3c  その他の情緒不安定性人格障害
 F60.3d  情緒不安定性人格障害,詳細不明
この2つは現在のIDC-10ガイドブックにはありません。「○○人格障害」かどうかではなく、F60.3c、F60.3dというコード自体が無くなっています。標準病名マスター作業班>ICD階層病名ブラウザで見てもこの二つのコードはありません。
更に言うなら、F60.3a 衝動型人格障害、F60.3b 境界型人格障害に該当するものはF60.30 impulsive type(衝動型)、F60.31 borderline type(境界型)で、現在の英名称を日本語化してもこのリストの病名にはなりません。
この「疾病、傷害及び死因分類」はそもそも古いドキュメントなのか、あるいは「IDC-10(2003)に準拠」で、実害はないけどIDC-10とは違うということになります。標準病名マスター作業班>ICD階層病名では、コード体系は同じくIDC-10とは違うというところが「準拠(変換可能だがそのままではない)」で、この2つがまだ残っているということは、古いドキュメントを確認せずにリンクしたということでしょう。あるいはそこまで含めて「準拠」だということかもしれませんが、いずれにせよ純粋IDC-10ではありません。
このExcel表とは別の、もっと社会に対して露出度の高い場所で、厚生労働省は「パーソナリティ障害」という見出しを使っています。こちらをご覧下さい。 厚生労働省ホームページ:みんなのメンタルヘルス/パーソナリティー障害 ---Ktmchi 2012年2月23日 (木) 16:49 (UTC)


厚生労働省のページ右上の検索窓で検索するとわかりますが、Ch0331さんの提示したページは2005年10月18日に公開されたものです。(「人格障害」で検索し上から3番目に出てくるMS EXCELです)。Ktmchiさんの提示した厚生労働省ホームページ:みんなのメンタルヘルス/パーソナリティ障害は2011年8月31日発行です(「パーソナリティ障害」で一番上に出てくるページ)。私が前述した厚生労働省保険局 傷病マスター(一覧表)の平成23年12月更新版では「パーソナリティ障害」になっています。よって現行の厚生労働省が規定するICD-10の訳語は「パーソナリティ障害」ということになります。以上で宜しいでしょうか。--Margarita 2012年2月24日 (金) 00:09 (UTC)


もうひとつCh0331さんにおたずねします。
 「〈Category:人格障害〉の元にある記事名を須らく〈パーソナリティ障害〉に変えることが意図されていますが、このカテゴリーは〈疾病及び関連保健問題の国際統計分類(ICD-10)〉に基づいていることが明記されています」とおっしゃいますが、「Category:人格障害」に含める項目はICD-10の完全支配下にあると主張されているのでしょうか。
 もしそうなら、Ch0331さんは反社会性人格障害の項目から「Category:人格障害」を削除しなければなりません。ICD-10なら旧名称でも非社会性人格障害です。現在では境界性人格障害でも境界性パーソナリティ障害でも同じように「Category:人格障害」を削除しなければなりません。厚生労働省サイトの「パーソナリティー障害」ページにあるようにICD-10では「情緒不安定性パーソナリティ障害境界型」です。その範囲ならまだアバウトに読替で枠を拡げられても「自己愛性人格障害」なんかどうにもなりません。これはICD-10のどれにも該当の無いDSMだけの疾患名ですから完全に削除ですね。削除なさいますか?
 「反社会性パーソナリティ障害」も「境界性パーソナリティ障害」も、「自己愛性人格障害」も含まれない「Category:人格障害」なんて何の意味がありますか? この3つが人の関心のほとんどを占めているんじゃないでしょうか。おまけに現在Category:人格障害にリンクされている項目のほとんどはDSMでの定義に基づいて書かれています。
 「Category:人格障害」の「このカテゴリは疾病及び関連保健問題の国際統計分類 第10版に対応したものです。一般的に、ICD-10 コード F60–F62 で分類される疾病はこのカテゴリに含まれる必要があります。」との記述は「一般的にICD-10 コード F60–F62 の範囲に該当する疾病はこのカテゴリを貼ってください」ぐらいの意味でしょう。「一般的に」を見落とさないでください。違うとおっしゃるならこのカテゴリの作成者を連れてきてください。私は聞きにいく気はもうとうありませんが。
 「ICD10病名について: 日本語訳の責任者である厚生労働省」については「要出典」を貼りたいぐらいです。私は 『DSM-IV-TR精神疾患の分類と診断の手引・新訂版』(2003年)、『ICD-10 精神および行動の障害-臨床記述と診断ガイドライン (新訂版)』(2005年)が出揃った段階で改名提案が出ても良かったと思います。日本精神神経学会の 『精神神経学用語集・改訂6版』(2008年)でまで改名されたとなったらなおさらです。2008年以降、「パーソナリティ障害 人格障害」に関連して出版された書籍で「人格障害」をタイトルにした本は25年も昔から人格障害と診断されてきた方の自伝?とビジネスコンサルタントの本ぐらいだと思います。見落としもあるかもしれませんので確認してみて下さい。アマゾンで検索して書名と発行年を見れば判ると思います。
 医療、特に精神医療の関係はセンシティブな問題を多く含みますので慎重な対応をお願いしたいと思います。wikipediaの活動の趣旨には「患者(来院しようとしまいとそれで思い悩んでいる人)、および家族を傷つけても良い」などということは含まれず、それとは正反対の方向を目指していると私は理解しています。---Ktmchi 2012年2月24日 (金) 16:38 (UTC) ---Ktmchi 2012年2月25日 (土) 01:09 (UTC)

パーソナリティ障害への改名-2 編集

「パーソナリティ障害への改名」関連なのですが、前章が長くなりすぎましたので、章を分けます。 通常は人格障害をパーソナリティ障害に変換するだけで終わりなのですが、ICD-10とDSMで名称が異なる疾患名が4つあります。

  1. 統合失調質人格障害」の正式名称は、ICD-10が「統合失調質パーソナリティ障害」、DSM-IV-TRが「スキゾイドパーソナリティ障害」ですが、現記事はDSM-IV-TRでの定義を中心に書かれていますので、DSM-IV-TRでの名称「スキゾイドパーソナリティ障害」(Schizoid personality disorder, SPD)を用いたいと思います。「改名」により「統合失調質人格障害」は「スキゾイドパーソナリティ障害」へのリダイレクトとなりますが、それとは別に「統合失調質パーソナリティ障害」を「スキゾイドパーソナリティ障害」へのリダイレクト項目として追加したいと思います。
  2. もうひとつは「反社会性人格障害」ですが、ICD-10が「非社会性パーソナリティ障害」、DSM-IV-TRが「反社会性パーソナリティ障害」で、現在「非社会性人格障害」が「反社会性人格障害」へのリダイレクト項目になっています。これは「非社会性人格障害」のリダイレクト先を「反社会性パーソナリティ障害」に変更すると同時に「非社会性パーソナリティ障害」を「反社会性パーソナリティ障害」へのリダイレクト項目として新設する必要があるかと。
  3. 回避性人格障害」もICD-10が「不安性[回避性]パーソナリティ障害」、DSM-IV-TRが「回避性パーソナリティ障害」ですが、「不安性[回避性]人格障害」の項目自体がリダイレクト項目としても存在しないので、現項目を「回避性パーソナリティ障害」に改名するだけでよいかと思います。
  4. 境界性人格障害」も同様に。

「パーソナリティ障害への改名」へのご意見募集はまだ継続中だと思いますので、奮ってご意見をお寄せください。新規投稿の方は改名自体への意見表明もこちらに続けていただいても良いかと思います。---Ktmchi 2012年2月27日 (月) 14:22 (UTC)

あと「境界型人格障害」というのも「境界性人格障害」のリダイレクトになっているようですので、「境界性パーソナリティ障害」のリダイレクトにしたいと思います。他のリダイレクト等ありましたらお知らせ下さい。--Margarita (会話) 2012年3月1日 (木) 10:19 (UTC)

改名提案から1ヶ月半が過ぎました。ご意見ももう出ないようですし、賛成意見が多いようですので、改名実施いたします。なおCh0331さんの「反対」票が2つありましたので、一つを「コメント」に訂正させていただきました。ご了承ください。訳語の変化についてはKtmchiさんが詳細に執筆してくださいましたので問題ないかと思います。多数の改名ページやそれにともなう新たな編集もありますので、時間がかかるかもしれませんが少しずつ手をつけていきたいと思います。ありがとうございました。--Margarita会話2012年3月3日 (土) 05:14 (UTC)

「人格」の部分を「パーソナリティ」に直す、妄想性パーソナリティ障害反社会性パーソナリティ障害演技性パーソナリティ障害境界性パーソナリティ障害自己愛性パーソナリティ障害依存性パーソナリティ障害回避性パーソナリティ障害に関しては改名が完了しました。境界性パーソナリティ障害に、境界型パーソナリティ障害のリダイレクトも追加しました。Ktmchiさん提案の1、統合失調質人格障害統合失調型人格障害に関しては、まだ残してあります。私も最新のDSMに従う形で良いと思いますが、ご意見等ございましたら奮ってお寄せ下さい。--Margarita会話2012年3月3日 (土) 07:30 (UTC)

Margaritaさん、御苦労さまです。周辺はお手伝いしようと思っていたのですが、なんか全部やって頂いたようで、申し訳ありません。ところで、統合失調質人格障害からスキゾイドパーソナリティ障害へはまだここで話題にしてから日が浅いのでのうしばらく猶予をおいた方がよいと私も思いますが、統合失調型人格障害から統合失調型パーソナリティ障害に関しては、「人格障害」から「パーソナリティ障害」だけですので他と一緒に改名しても問題は無いのではないでしょうかね。---Ktmchi会話2012年3月3日 (土) 16:55 (UTC)
了解しました。では改名いたしますね。「スキゾイドパーソナリティ障害」に関しても、特に問題ないと思いますが今週末くらいまで置いておきます。リダイレクトをちょこちょこ編集していたら色々変なのが出てきました(笑) 昔の記事であえてそのままの表現のほうがいいものもあるみたいですが、考えながら編集してみます。--Margarita会話2012年3月3日 (土) 17:26 (UTC)
時間が経ちましたが意見もないようなので、統合失調質人格障害も改名実行いたします。沢山のご意見ありがとうございました。--Margarita会話2012年3月10日 (土) 05:31 (UTC)
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