ノート:ブレーキ・バイ・ワイヤ
トヨタがECBとの名前で発表するまえに、ブレーキバイワイヤーはプリウスNHW10・11(1997年)年に搭載されている。トヨタは回生協調ブレーキシステムと呼んでいるだけで、世界初の市販量産車のブレーキバイワイヤーはプリウスである。
プリウスのブレーキの踏力はシミュレーターに接続されるだけで、ブレーキを駆動しない。実際のブレーキ力は電動モーターによってアキュミムレーターに蓄えられた油圧が、電気信号でコントロールされるリニアソレノイドバルブが開くことでブレーキキャリパーに伝わりブレーキがかかる。
つまりドライバーの踏力とブレーキシステムは直接つながっておらず、電気信号でつながっている。ただし、システム故障時には直接繋がるようになっている。
よって初代プリウスがブレーキバイワイヤーとしては世界最初の量産車での採用例である。