ノート:振聴

最新のコメント:12 年前 | 投稿者:Sutepen angel momo

Nazki rhetorica様が私の編集を却下されております。これに関して質問致します。質問の前に申し上げたい事がございます、私は関東と関西で合わせて20年以上麻雀の経験があり、特殊役やローカルルールに興味があり同じくらいの年月を書籍等で調査しております、しかしその一方で麻雀というものは様々なルールがあり私は井の中の蛙である事も認識しております。それを踏まえて伺いたいのですが、「チー・ポン・カン」があった場合に振聴を解消するのは、「誤った解釈による俗流ルール、特にほとんど普及していない俗流ルール」と言えるのでしょうか?私の狭い経験の中では、このようなルールで行った事もございます。 これは次のような例の場合を考慮したルールです。『下家が自分の和がり牌の安めを出す、見逃す、対面が牌を捨てる、「上家がポンし牌を捨てる、下家がポンし牌を捨てる、対面がポンし牌を捨てる」を4回繰り返した後、上家が捨てた牌が自分の高めの和がり牌だった。これだけ巡が進んでも、まだ振聴とするのはおかしい。』 とは言うものの、所詮は私がたまたま巡り合った「ほとんど普及していない俗流ルール」なのかもしれません。Nazki rhetorica様だけでなく、広く皆様の御意見を伺えればと思います。--Sutepen angel momo 2011年12月30日 (金) 05:50 (UTC)返信

あるルールが「誤った解釈による俗流ルール、特にほとんど普及していない俗流ルール」と言えるかどうか議論する時、判断の根拠となるのは資料・文献の有無です。ルールブックを持ち寄り、どのルールブックにも書かれていなければ、そのルールは俗流ルールと言ってよいのではないかと思います。その上で、これは私の予想ですが、件のルールを正規のルールとして記載しているルールブックはおそらく存在しないのではないかと思います。古書の類ならもしかしたらあるかもしれませんが(と逃げ道を作りつつ)。
momoさんが書籍等をお持ちなのであれば、同巡内フリテンについて言及している箇所を探してみてください。何か使えそうな記述が見つかるかもしれません。私の手元にあるルールブックの中では『平成版 麻雀新報知ルール』(ISBN 4831901180) が同巡内フリテンについて詳細に言及しており、p86-p87およびp107-p108に同巡内フリテンの定義と解説が載っています。定義として「アガリ形をなす牌が捨てられたときにロンしなかった場合は、次に自分が打牌するまでロンできない (p86)」とあり、p107には「同巡内とは、本人が捨てるまで」「同巡内でのロンアガリ選択の禁止」という小題のもと、ポンでツモ番を抜かされた場合のことに関してもQ&A形式で言及されています。以下、p107-p108の該当部分を引用します。
同巡内とは、本人が捨てるまで
同巡内でのロンアガリ選択の禁止
Q    この場合の同巡内(摸打の1巡)とは、いつからいつまでですか?
A    本人が捨ててから、次に本人が取牌(ツモ、チー・ポン・カン)するまでです。「本人が、もう一度何かを捨てるまで」と覚えておきましょう。
Q    二萬三萬四萬二筒三筒四筒二索三索四索四索五索五索五索
図の手でヤミテン。トイメンが一索を捨てましたが、役がないので当たれません。続いて上家が六索を捨ててきました。当たれますか?
A    NO.役のあるなしは関係ありません。一索でもアガリ形となるので、作戦で見逃した場合と同じに扱われ、ロンできません。
Q    (前問の続きで)その六索を下家がポンしたので、ツモ番を抜かされる格好となりました。次のトイメンの捨て牌は三索。当たれますか?
A    NO.自分の取牌(ツモ)が入っていないので、手変わりした可能性はゼロ。したがってロンできません。
Q    例外はありますか?
A    NO.例外はありません。
井出洋介監修『平成版 麻雀新報知ルール』p107-p108
引用は以上です。「例外はない」とのことです。無論この1冊のみをもって件のルールを俗流ルールと結論付けることはできませんが、ご参考までに。
文献を持ち寄る方法は時間がかかりますので、それとは別に、地方ルールのひとつとして件のルールを記載する場合、ひとつご留意いただきたいことがあります。随分以前に他所でも書いたことですが、麻雀記事を覗きに来て調べ物をする人というのは、基本的には麻雀についての知識を持たない人たちです。初学者・初心者をはじめそういった人たちに対して何かを説明する時、いきなり「AはBである。ただしCの時もある」という説明の仕方はあまりよろしくないです。特にBとCが正反対の時、Aについてほとんど何も知らない人にとっては、BなのかCなのか正しいのは結局どっちなんだ、wikiの言ってることはワケがワカラン、ということになりかねないからです。あるべき姿としては、まず「標準的なルールではA=Bである」ということを分かってもらって、そののちに「一般的ではないがA=Cなこともある」と順序だてて説明するのがベターです。さらに言うなら、「A=Cとするルールもある」いう漠然とした形で述べるのではなく、より具体的に詳述するのがベストです。より具体的にというのは例えば、「○○という団体におけるルールではA=Cとなっている」とか、「○○という大会では/○○という番組では/○○というルールブックでは/オンライン麻雀の○○ではA=Cが採用されていた/採用されている」といった形で述べて、きちんと脚注(出典)を付けつつ記載することです。出典をつけるのが難しいなら、せめて場所を分けて下さい (そもそも出典の出せない記述は除去されても仕方ないのですが)。この記事の場合ですと#フリテンの定義揺れの節で言及するのがよいかと思いますが、それでもやはり誤読されてしまわないように気をつけてください。誤読というのは、例えば「AについてはBである。ただしA=Cとすることもある」という漠然とした記述では、読み手が「AについてはBだったりCだったりするのか」と読んでしまうおそれがあるということです。実際にBだったりCだったりするのならよいのですが、Cとするルールが一般的ではないにもかかわらず「BだったりCだったりするのか」と読まれてしまう余地があるのなら、それは不十分な記述です。無用の誤読は回避してください。
私のスタンスは以上ですが、いずれにせよ出典をもとに詳述して頂けるならそれに越したことはありません。お手元に書籍等があるのでしたらぜひ有効活用して下さい。私もお手伝いできることがあれば協力いたしますので、なんなりとおっしゃってください。(お手元の資料ではどうなってますか、など)--Nazki rhetorica 2012年1月5日 (木) 12:40 (UTC)返信
Nazki rhetorica様 御返事ありがとうございます。大変御丁寧な御返事に恐縮するばかりです。「出展のないものは無効」というwikiルールおよび「文献が優先」というwikiの麻雀に関する編集のルールを完全に失念致しておりました。大変申し訳ございません、自分で自分の愚かさ加減に呆然としております。ノート:麻雀のローカル役でも文献の重要性についてNazki rhetorica様とも会話させて頂いていたにも関らずの失態です、弁解の余地はございません、重ねて御詫び申し上げます。
早速私の手持ちの書籍を調べてみましたが、振聴同巡に関しては、全く掲載されていませんでした。また私が調べた限りですが、浅見 了氏のサイトには振聴同巡についての記載自体がありませんでした。唯一ローカルルールに関する考察に掲載されています、このサイトはインターネット黎明期?からの掲載ではありますが、やはり出展とするには弱いと思います。よって、『チー・ポン・カンが入った場合の振聴解消とするルール』は「特にほとんど普及していない俗流ルール」という疑いがあるものとし、文献が見つかるまでは掲載するべきではないと思い直しました。
余談ですが、麻雀のルールで、自分が選択をいつも迷うのがこの振聴同巡の定義だったりします。--Sutepen angel momo 2012年1月5日 (木) 21:04 (UTC)返信
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