ノート:社会史

最新のコメント:16 年前 | トピック:誰がそう言っているかを知りたい | 投稿者:Uryah

社会学? 編集

世界システム論は社会史じゃないような気がします コータ 2006年1月15日 (日) 16:55 (UTC)返信

というか、社会史について色々誤解されている様なので、基本的な事から大雑把にお話しますと、20世紀前半にフランスでアナール派というのが生まれまして、これがそれまでの政治史・経済史という「大文字の」歴史を偏重していたのに対して、それでは本当の歴史はわからないというので、それまでは無視されてきた民衆だとか、貧民だとか、女性だとか、気候変動だとか、心性だとかを対象にし始めた訳です。確かに一部、社会学の手法も取り入れていますが、それで社会史と言われているわけではありません。基本的に社会史は歴史学の一手法であって、社会学ではないと思います。これは歴史学者と社会学者、社会史をやっているのはどちらかを考えて頂けば理解してもらえるかと思います。歴史学では常に新しいアプローチが模索されており、社会学に限らず他の方法論にもすぐに飛びつきます。ウォーラステイン然り、アンダーソン然りですが、最近では学際的なアプローチは文学や美術関連の方が多いような印象です。社会史とは決して社会学的アプローチだけではありません。

それと世界システム論なのですが、これは社会史というよりも、むしろ経済史の延長線上にあります。一国史の枠を打ち破って進化した拡張版経済史だと思ってください。確かに学問的系譜を突き詰めていくとアナールに辿り着きますが、社会史とは別物です。 コータ 2006年1月15日 (日) 18:19 (UTC)返信

いちいちその通りだと思います。ここはコータさんが書くしかないでしょう。この種のテーマで文句のつけようのない文章を書き下ろすのは、誰にとっても至難です。が、多少の不足があっても既存のものが確実に改善されるなら、誰が喜ばずにいましょうか。自分はE.H.カーくらいは読みましたが、歴史学を系統だって学んだことはついぞなく、詳しい人の降臨を望むのみです。ぜひ加筆修正をお願いします。Kinori 2006年1月15日 (日) 18:55 (UTC)返信
とりあえず、出来る範囲で加筆してみました。一人では荷が重いので、他の有識者の方にもご協力頂きたく。
E.H.カーを読んでらっしゃるのでしたら、基本的な歴史に対する態度については十分だと思います。 コータ 2006年1月16日 (月) 17:58 (UTC)返信

瑣末化 編集

瑣末化の傾向は、修正主義歴史学によるものじゃなかったでしたっけ。たしかに80年代、歴史研究の全体的傾向として「静的」で「重箱の隅をつついたような」研究が増えた、と回顧と展望(何年のかは忘れましたが)にありました。ただこの問題は、社会史特有の問題でもないんじゃないでしょうか。瑣末化というなら、好事家による軍事史研究が、より当てはまるような気がします。--S kitahashi(Plé)2006年3月5日 (日) 17:08 (UTC)返信

昔集めた回顧と展望をざっと見直してみた所、86年から88年にかけて近代一般で社会史の傾向について警鐘が鳴らされています。その後、10年ほど経ってから97年に再び社会史の瑣末化について言及があります。86年は近代一般の選者が川北稔氏、87年は川北氏の論文からの引用、97年も川北氏の著書からの引用でした。日本における社会史の草分けでもある川北氏としては昨今の社会史の研究状況に思う所もあるのでしょうが、一部の社会史研究の瑣末化を指摘する川北氏に97年のイギリス近代の担当である松塚俊三氏は、瑣末化は社会史に限った問題ではないと指摘しています。まあ、特に全体史を意識しなくても、それなりに格好の付く経済史や政治史、社会経済史とは異なり、社会史の場合は特に全体史を意識したテーマ設定をしないと卑近な事柄のみに終始してしまいかねない為、特に瑣末化が目に付き易いという事なのでしょう。回顧と展望では瑣末化の原因自体には触れられていませんが、私個人では、戦後歴史学やマルクス主義とは異なり、現在の歴史学が多くの研究者が共有できる様な大きな目的を見失った事と、研究者が多くなりすぎて主だったテーマが研究しつくされつつある事が大きいのではないかと思います。 コータ 2006年3月7日 (火) 17:00 (UTC)返信

誰がそう言っているかを知りたい 編集

2007年11月9日 (金) 11:47 時点の版について、いいとか悪いとか賛成とか否定とかではなく、出典を探しています

以下に挙げるように、語尾が評価する文体で終わっている文が多い記事になっているので、それに賛成とか否定とか言いたいのではなく、「誰がそう言っているか」を知りたいです。

  • 指摘もある。
  • 呼ばれている。
  • 必要が指摘されている。
  • 賛否両論が繰り広げられている。
  • 傾向がある。
  • ケースが多い。

見つけられた方は、よろしくお願いします。自分も、見つけたら、典拠を書き入れます。Uryah 2008年1月31日 (木) 14:56 (UTC)返信

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