ハンガリー』(Hungaria) S.103, R.420は、フランツ・リストが作曲した9番目の交響詩。原題の”Hungaria”はハンガリーラテン語名である。

概要 編集

旧作のピアノ曲の「ハンガリー風の大行進曲」の改定・改作・編曲版。作曲者の祖国愛が良く反映された音楽。他に2台のピアノ編曲版が存在する。

作曲年代 編集

1854年

編成 編集

ピッコロフルート2、オーボエ2、イングリュッシュホルンクラリネット2、ホルン4、トランペット3、トロンボーン3、チューバティンパニ3個、シンバルバスドラムタムタム中太鼓弦五部

演奏時間 編集

約23分。

構成 編集

長い導入部ファゴットホルンに低弦のラルゴコン・デュオーロニ短調、主部はアレグロエロイコでリスト特有の金管のファンファーレで始まるロ長調。なおこの曲には短縮形がオプションで2種類ある。

参考文献 編集

  • 「最新名曲解説全集補巻1 交響曲・管弦楽曲・協奏曲」(平野昭 執筆、音楽之友社
  • 名曲大辞典、(音楽之友社)
  • オイレンブルクのスコア、No. 455

外部リンク 編集