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パグパグタガログ語、pagpag)とは、フィリピンにおいて貧困者残飯を食糧として生活している問題のことである。パグパグが発生する背景に経済的不平等の問題があることはもちろんのこと、その行為の性質上から保健衛生上の問題も孕む。

背景編集

フィリピンでは貧富の格差が激しく、裕福な者もいる一方で、国民の半数近くが貧困層である[1]スラム街住民やストリートチルドレンの多くは、金銭的な理由からまともな食材を購入することができないことがままある。そのためそのような貧困者は、ファストフード店のゴミ箱を漁り、残飯として捨てられた生ごみを再調理し(時にはそのまま)食べることを余儀なくされている。パグパグという名称は、残飯から汚れを払う日常から、タガログ語の「パグパグ(pagpag)=振り落とす」という言葉に由来する[2]。また、健康上のリスクとして食品を媒介した病気や毒素の摂取があるとされ、フィリピン政府から警告もなされているが、貧しい人々はこれを食べる他に選択肢が無いというのが現状である。

調理方法編集

まず、ゴミ袋の中から生ごみ(残飯)とそれ以外のゴミ(ストローや紙コップ、紙ナプキンなど)を分ける。次に食べられそうな残飯から汚れを払い落とし、水で洗って少量の調味料を加えた後、鍋の中で煮る、または焼いて調理するのが一般的とされる[3]。また、調理済みの残飯は小分けにされ、貧困者向けに販売されることもある。

脚注編集

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  1. ^ 志賀和民 (2014年1月21日). “フィリピンを愛しているからこそ、悪いところを探してみた!”. ダイヤモンドZai (ダイヤモンド社). http://diamond.jp/articles/-/47315?page=2 2017年1月11日閲覧。 
  2. ^ 釘を集める子、マニラのスラム街ナショナルジオグラフィックニュース
  3. ^ Fritzie Rodriguez (2014年3月15日). “Meal of the day: 'Pagpag'”. 2014年9月閲覧。

関連項目編集