ビッキーチャンスⅠは、1993年6月にSANKYOが発売した、CR機初のアレンジボール改良型として登場したパチンコ機のシリーズ名。 CRビッキーチャンスⅠの1機種がある。

概要 編集

アレンジボールパチンコ機タイプ。中央に配置されているチャッカーに入賞するとメインデジタルが回転し、1・5・7・9のいずれかの数字が3つ揃えば権利14ゲームの大当たりとなる。3が揃った場合は権利2ゲームの小当たりとなる[1]。1ゲームあたり16個の玉で得点獲得を目指すゲーム性である。この得点は、1点獲得していくごとに16個の払い出しがある。1ゲームあたり最大10点まで獲得できるので、160個の出玉を得ることが可能となる。16個の玉を打ち出すと一旦ストップし、ゲームのリセットが行われる。 本機は、3段階で大当たりを抽選している。1段階目は1/6、2段階目は1/64、3段階目は4/5で抽選され、合算が大当たり確率の1/480となる。一度デジタルが揃った後は、2段階目の抽選がパスされるようになり、3段階目の1/5のハズレを引くまでこの状態は継続する[2]

スペック 編集

  • CRビッキーチャンスⅠ
    • 大当たり確率 1/480
    • 大当たり出目 1・5・7・9の各ゾロ目
    • 大当たり権利数 14ゲーム
    • 小当たり出目 3のゾロ目
    • 小当たり権利数 2ゲーム

図柄 編集

  • 0
  • 1
  • 2
  • 3
  • 4
  • 5
  • 6
  • 7
  • 8
  • 9
  • A
  • b
  • C
  • d
  • E
  • F
  • H
  • J
  • L
  • P
  • U
  • -

演出 編集

盤面下の数字ポケットは1〜16まで順番に配置されており、1・2・3・4のように4つ連続する数字のポケットへ全て入賞すると1点獲得となる。

12〜15ポケットは「JACK POT」となっており、「JACK POT」のポケット全てに入賞すると3点獲得できる。デジタルが揃った時にしか開放されない右側の電チュー入賞で、11・12・14・16それぞれのポケットへの入賞と同様の扱いとなり、同時に獲得する得点も2倍になる。電チュー下の入賞口で15ポケットが入賞扱いになり、13ポケットは右打ちするだけで入りやすいゲージ構成となっている。電チュー入賞後に11〜16までの全てのポケットに入賞できれば1ゲームごとの最大10点を獲得できる仕組みである。この11〜16のポケットは通常時に右打ちをしても入らない箇所がある[3]

サウンドトラック 編集

  • 『パチンコ・ミュージック・フロム SANKYO FEVER WARS』 キングレコード、1998年8月21日。KICA-1217。
    • BGMが収録されている。

脚注 編集

参考文献 編集

  • 末井昭編著『パチンコ必勝ガイド 1993 9•19号』白夜書房、1993年9月19日。 共通雑誌コード T1026663090393。
  • 末井昭編著『パチンコ必勝ガイド 1993 11•7号』白夜書房、1993年11月7日。 共通雑誌コード T1026661110390。
  • 末井昭編著『パチンコ必勝ガイド 1993 12•18号』白夜書房、1993年12月18日。 共通雑誌コード T1026663120397。

外部リンク 編集