フィリップ・シュペーナー

フィリップ・ヤーコブ・シュペーナー(Philipp Jakob Spener、1635年1月13日 - 1705年2月5日[1])は、ルター派の牧師、ドイツ敬虔主義の創始者。硬直化した教会を内部から刷新しようとした。

フィーリプ・ヤーコブ・シュペーナー

生涯

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著書「ピア・デシデリア」でグループによる聖書研究、万人祭司主義の実行、個人の回心、説教の改革などを主張して、敬虔主義運動が進められていった。しかし、反対者も多かった。晩年、フランケらの同労者を得て、ハレ大学を中心に、運動を拡大した。

神学

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1675年に出版した「ピア・デシデリア」で1.聖書、2.万人祭司、3.全人格的信仰、4.敬虔な生活、5.訓練、6.説教について述べた。シュペーナーの聖書観は言語霊感聖書無謬説である[2][3]

脚注

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  1. ^ Philipp Jakob Spener German theologian and author Encyclopædia Britannica
  2. ^ 1688年の手紙
  3. ^ 宇田p.111

著書

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  • 「ピア・デシデリア」Pia desideria(敬虔な望み)1675年(『キリスト教教育宝典5』玉川大学出版部 ISBN 9784472010521 に収録)

参考文献

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  • 『福音主義キリスト教と福音派』宇田進 いのちのことば社
  • 『基督教全史』ケアンズ
  • 『伝道の歴史的探究』メンデル・テイラー