ブルガリア1300
ブルガリア1300(英語: Bulgaria 1300)は、ブルガリア初の人工衛星。インターコスモス計画の一環であり、インテルコスモス=ブルガリア-1300(ブルガリア語: Интеркосмос-България-1300)またはインテルコスモス22号(Интеркосмос 22)、インターコスモス22号(Intercosmos 22)とも呼ばれる。ブルガリア人民共和国時代にソビエト連邦との協力の下、打ち上げられた。
Intercosmos 22-Bulgaria 1300 | |
---|---|
所属 | BAC |
主製造業者 |
BAC, BAS SSA |
任務 | 科学衛星 |
打上げ日時 | 1981-08-07 |
輸送ロケット | Vostok-2M |
打上げ場所 | プレセツク宇宙基地 |
COSPAR ID | 1981-075A |
質量 | 1,500 kg |
軌道要素 | |
軌道 | 極軌道 |
軌道傾斜角 | 81,2° |
遠点高度 | 906 km |
近点高度 | 825 km |
軌道周期 | 101.6 |
概要
編集インターコスモス計画の一環としてソ連から提供されたメテオール衛星バスを元にブルガリア宇宙局が開発した。組み立てはブルガリア国内で行われ、1981年8月7日現地時間13時35分、プレセツク宇宙基地から打ち上げられ、準極軌道に投入された。1981年は建国1300周年記念だったため、ブルガリア1300と命名された。
ブルガリア1300は科学衛星であり、ブルガリア国内で設計・製造された科学装置が多種搭載されている。電界や低エネルギープラズマを正確に測定するため、ソーラーパネルを含めて機体は特殊な材質に覆われていた。電力は2kWのソーラーパネル2枚によって供給され、食のときは蓄電池を使用した。集められたデータは60メガビット容量のテープレコーダー2基に記録された。
ミッション機器
編集- Ion Drift Meter combined with a Retarding Potential Analyzer
- Spherical Electrostatic Ion Trap
- Cylindrical Langmuir probe
- Double spherical electron temperature probes
- Low-Energy Electron-Proton Electrostatic Analyzer Array in 3 orthogonal directions
- Ion Energy-Mass Composition Analyzers
- Wavelength Scanning UV Photometer
- Proton Solid-State Telescope
- Visible Airglow Photometers
- Triaxial Spherical Vector Electric Field Probes
- Triaxial Fluxgate Magnetometer
参考文献
編集- ^ List of active programs of the Bulgarian Space Agency Archived 2010年3月4日, at the Wayback Machine.
- Interkosmos 22 (Bulgaria 1300), skyrocket.de
- [1]