プロジェクト‐ノート:鉄道/その他/「活躍」という表現

最新のコメント:17 年前 | トピック:「活躍」という表現 | 投稿者:Ikaxer

「活躍」という表現

鉄道記事でしばしば連発されて問題になっている「活躍」という表現ですが、さきほど北丹鉄道を見たら「地元民の足として活躍うんぬん」という言い回しがあり、こめかみを押さえながら書き直しました。 「site:ja.wikipedia.org "wikipedia" 鉄道 活躍」でGoogle検索すると [1]13,300件という数値が出てきました。これが即、すべて鉄道記事であるとは言えないでしょうし、重複して検索に架かっているケースも多いでしょうが、大幅に割り引いて2割3割と見ても、半端な数でないことは確かです。なお、「site:ja.wikipedia.org "wikipedia" 活躍」だと193,000件と出ました。

私個人としては、記事に「活躍」を多用する鉄道雑誌の影響が強いものと思量します。鉄道記事執筆者には年少者が多く、一般向け百科事典を含む読書経験が少ない中で、参考にできる「文章のお手本」が普段読んでいる鉄道雑誌記事に限られてしまっているのではなかろうか、と考えました。

今も「活躍」という言葉を使った鉄道記事は増え続けているのではないでしょうか。鉄道会社・路線・車両についてのこのような擬人化表現は、ひいき目に見ても好ましい表現とは思われず、「未定事項についての噂、妄想、下馬評」を平気で書き込んでしまうケースと並んで鉄道記事の問題点の一つではないかと思います。この種の擬人化表現にお気づきになったら徐々にでも取り除いていただきますよう、皆様にお願いする次第です。金沢 2006年4月1日 (土) 14:03 (UTC)返信

避けるべき表現ではあると思いますが、「活躍」程度なら、正直それほど目くじらを立てるほどでもないかなと感じます。むしろ、金沢さんが最終段落に書かれている、「噂、妄想、下馬評」や執筆者の個人的な問題点の指摘や意見、不満などが、鉄道関連記事のそこかしこに埋もれていることのほうが強く懸念されます。事実を事実として書けばいいのであって、個人の考えは不要でしょうし、問題点を指摘するにしても、いつ誰がどこで指摘したのかというソースを明らかにしていく必要があると感じます。--Tamago915 2006年4月4日 (火) 04:25 (UTC)返信
「活躍」のほか、「現役」「君臨」などの表現も気になるところです。しかし、現状では、記事の書き手も読み手も文章表現を鉄道雑誌・鉄道図書から学んでいることが多く、むしろこの種の擬人表現のある文章のほうが自然に書けるようになってしまっているし、読む方も自然に読めるようになっているのではないかと感じます。ですからそれを是正するためには執筆者が強い意識を持つ必要があるので、ガイドラインか何かとして正式に制定できないかな…と思います。--Muyo master 2006年4月6日 (木) 04:35 (UTC)返信
鉄道擬人化という記事があるのですが、このあたりの意識についての記述がないので、ついでになりますが加筆依頼をさせていただきたいと思います。--Tamago915 2006年4月6日 (木) 09:43 (UTC)返信
擬人化表現が鉄道マニアの文章で習慣的に濫用される実情についての考察は、非常に面白いテーマだとは思うのですが、それをやるとどうしても個人的な考察になるのでWikipediaへの掲載を憚られることになるのでは、とも考えます。「日本の鉄道愛好者による車両・列車等に関する文章では、擬人的表現の用いられる頻度がきわめて高い」というぐらいの簡単な実情の記述以外、難しいかなと思いました。擬人化表現の歴史を辿るには昭和40年代以前の古い鉄道雑誌を大量に調べたいところですが、それもちょっと大変そうですね…… 金沢 2006年4月7日 (金) 15:37 (UTC)返信

「活躍」意外にも、鉄道雑誌での記載により広まった、百科辞典的ではない表現があると思われます(例:お客様)。皆さんはどのようにお考えでしょうか。--KeelStar 2006年6月23日 (金) 06:27 (UTC)返信

ところで「引退」はどうなるのでしょう?擬人表現が鉄道雑誌や鉄道マニア独特の表現と言う書き込みをよく見ますが「活躍」や「引退」「現役」などの表現はテレビ・新聞などのメディアも使ってると思います。同じウィキペディアの船関係の記述でも再三「引退」は出てくると思います。何が根拠で鉄道マニアや鉄道雑誌特有のものと断定しているのでしょう。勉強不足でそのあたりがよくわかっておりません、ご教示いただければと思います。--永尾信幸 2006年9月22日 (金) 06:14 (UTC)返信

どの乗り物コミュニティで良く使われるか云々の問題以前に、そもそも乗り物に擬人表現は使うべきではないと思います。--singletwin2000 (talk) 2006年11月20日 (月) 04:20 (UTC)返信
理由をお願いします。「使ってもよい」「使うべきではない」の水掛け論にはしたくありません。あと、使わないとしたらどのような言い換えが適切と考えておりますでしょうか。--Tamago915 2006年11月20日 (月) 09:34 (UTC)返信
乗り物に対する擬人表現には、書き手の思い入れがにじみ出ているように感じます。モノはあくまでもモノとして一切の感情を排した表現にすべきだと思うのです。
「○○線で活躍した」→「特に○○線で使用(運転・運用)された」、「引退した」→「運用から外れた」、「現役である」→「運用(運転・運行)されている」--singletwin2000 (talk) 2006年11月20日 (月) 12:46 (UTC)返信
「活躍」という表現は主観が入っていますから不適切と思いますけれど、「引退」は一般に根付いている普通の表現で「勇退」ならいざ知らずで、「引退」は特に書き手の思い入れがあるとは私は感じないので問題があるとは思いません。元々、日本語はモノに対して擬人化表現を使うことは珍しいことではありませんし、「運用から外れた」とか「運用終了」ですと運用はしなくなったがそれ自体は残ってはいるようなニュアンスを含んでしまう上に、一般に馴染みのない表現で分かりづらいと思います。--↑PON 2006年11月20日 (月) 13:41 (UTC)返信

いろんなご意見ありがとうございます。多くの方が違和感をもたれてるのは↑PONさんのおっしゃってるような「主観の入った表現」であって擬人表現が原因では無いのではと感じます。「主観の入った表現」についてはWikipedia:中立的な観点にてダメと言われてるわけですから、むしろ中立性が保たれないとして一部の表現については使用を禁止したらどうでしょうか?

擬人表現なんて言い方自体、あまり気にしたことが無かったので「なるほどなぁ」と思う反面、擬人表現をダメとしてしまうと、様々な問題点も含むのではないかと思われます。先に書いていただいた「引退」もそうですし「運転」なんてのも実際運転してるのは人間ですし、そう考えたらおかしな表現です。「さよなら運転」の「さよなら」って何?人間に対して言ってるの?という風にまで拡大解釈されたら、それはそれで問題が発生してくるのではないかと思います。

鉄道雑誌のみならず、記事のほとんどは主観がまざっています。「ここの車窓風景は壮大な眺めだ」というのはテレビでも雑誌でも違和感無く使われてると思いますが、ウィキペディアではWikipedia:大言壮語をしないにあるように、壮大かどうかを決めるのは読者であって書き手では無いのですね。ですので、壮大かどうかを判断してもらうために画像を挿入したり、事実の羅列で表現したりするわけです。つまりウィキペディアでは主観を省こうというのが大原則ですので、今回の擬人表現についても、擬人表現がダメと言うのではなく、主観が入った表現の排除を目的とするような線で決めていただければなぁと思います。--永尾信幸 2006年11月21日 (火) 01:33 (UTC)返信

主題から横道に逸れる形で申し訳ありませんが、「引退」という表現は「運用からは外れたが車籍はある」のか「除籍済み(廃車)」なのかが明確でなく曖昧であるという点で問題があると考えております。主観表現についてはWikipedia:大言壮語をしないWikipedia:言葉を濁さないが参考になるかと。個人的には、全体的に形容詞や形容動詞を使うときには一定の注意が必要ではないかと考えております。--Muyo master 2006年12月13日 (水) 16:27 (UTC)返信

船なんか「処女航海」とか言ったりするよなぁ、と思ってen:RMS Queen Elizabeth 2なんかを見てみたら、なんのためらいもなく船を指して「she」ですね。こういう擬人化は古今東西あるものなので、擬人化表現というだけならそこまで目くじら立てる必要もないかなぁ、と思います。ただ「活躍」は擬人化だけでなく主観を感じるので気になりはしますね。--しゃっふる。 2007年1月22日 (月) 20:08 (UTC)返信

なんのためらいもなく船を指して「she」ですね。
女性名詞がきちんと使い分けられるフランス語やドイツ語はもちろんのこと、英語でも船を女性名詞として扱うのはごく自然なことのようです。これは擬人化表現というより言語の成り立ちですから、ちょっと状況が異なります。日本語で船を指して「彼女」と言えば、やはり違和感を感じるでしょう。
さて、私個人としては、「活躍」は安易に使うべきではないが、禁止にするほどでもないと考えています。「活躍」の問題は、擬人化表現であるかということよりも、手垢の付いた陳腐な表現に該当することではないでしょうか。新聞記者の知人に聞きますと、新聞記事で使われる表現でも、
  • 「ポンと寄付」 - 個人が大金を寄付することを称して。
  • 「恵比寿顔だ」 - 景気のいい様子を称して。
  • 「鼻息も荒い」 - さらなる業績向上をもくろむ様子を称して。
このようなものは安易に使わないことが推奨されているそうです。
「活躍」についても同様で、「運用」を「活躍」にそのまま置き換えるのは、安易な「活躍」の大安売りであると言わざるを得ません。
しかしながら、記事対象について一定の評価を与える記述があるならば、その文を「活躍した。」と締めることは、むしろ表現として自然でしょう。要は適材適所に用いればよいのではないでしょうか。
日本語は、多彩な表現が可能な言語であると思います。ウィキペディアにおいても、表現が陳腐にならないように、また退屈なものにならないように、上手に言葉を使い分けていくことが望まれます。そのためには、安易な表現を多用したり、その逆で一律に禁止するようなことがあってはならないと考えます。「活躍」使用の是非は、ルールで縛るのではなく、執筆者の心構えとして持っておけばよいのではないでしょうか。--ikaxer 2007年1月23日 (火) 02:30 (UTC)返信
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