ペイドン・ヤン(Peidong Yang、楊 培東、1971年 - )は中国出身のアメリカ化学者カリフォルニア大学バークレー校化学科と材料科学工学科の教授ローレンス・バークレー国立研究所の主席研究員も兼任している。Journal of the American Chemical Societyの副編集人であり、無機ナノ材料科学の世界的権威である。

ペイドン・ヤン
(Peidong Yang)
生誕 1971年
中華人民共和国の旗 中国
研究分野 無機ナノ材料化学
研究機関 カリフォルニア大学サンタバーバラ校
カリフォルニア大学バークレー校
出身校 中国科学技術大学(学部)
ハーバード大学(大学院)
博士課程
指導教員
チャールズ・リーバー
主な業績 半導体ナノワイヤーのナノフォトニクスへの展開
主な受賞歴 Alan T. Waterman award(2007年5月
プロジェクト:人物伝
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来歴編集

中国科学技術大学(University of Science and Technology of China)を首席で卒業(Guo Moruo Prizeなどを受賞)後、ハーバード大学大学院に進学した。チャールズ・リーバー(Charles Lieber)教授をアドバイザーとして4年間でPh.D.を取得する。カリフォルニア大学サンタバーバラ校ギャレン・スタッキー(Galen Stucky)教授の元で2年間博士研究員を経験した後、28歳という若さながら世界的な名門大学として知られ、化学系では全米No.1の研究力を有するカリフォルニア大学バークレー校の教授に就任した。

研究編集

Ph. D.学生のころは、主に高温無機超伝導体に関する研究に携わる。博士研究員時代には、Galen Stucky教授の元、高表面積を有するメソポーラス材料に関する多くの研究成果を生み出し、世界の注目を集める。

カリフォルニア大学バークレー校の教授である現在の専門は無機ナノ材料化学で、特に金属あるいは半導体のナノ構造体合成とその応用を専門とする。半導体ナノワイヤーのナノフォトニクスへの展開を積極的に行っている。このナノ光導波管は水中でも作動し、生物学など多くの分野で応用が見込まれている。

他に、半導体ナノワイヤーをベースとする色素増感太陽電池の開発、金属ナノ結晶の構造制御法の開拓とそれらの触媒活性に関する研究(カリフォルニア大学バークレー校、ガボール・ソモライ教授との共同研究)を行うなど、無機固体化学に関する非常に幅広くハイインパクトな研究を行っており、それら多くの成果がNature・Science誌を始めとする世界的に著名な雑誌に発表され非常に大きな注目を集めている。

トリビア編集

表彰歴など編集

  • 30歳代という若さながら、材料科学分野における論文被引用回数において世界第4位にランキングされている。なお、博士学生の頃から、すでに世界10位以内にランク入りしていたという近年では考えられない業績を達成していた。

関連項目編集

外部リンク編集