ボクポートゥ太陽熱発電所
ボクポートゥ太陽熱発電所(ボクポートゥたいようねつはつでんしょ。英語、Bokpoort concentrated solar power。略称、Bokpoort CSP)は、南アフリカ共和国北西部の北ケープ州に設置されている、太陽光を熱源として発電を行う施設の1つである。
施設
編集ボクポートゥ太陽熱発電所の敷地面積は3 km2に満たない。なお、55 MWの出力が可能とされているものの、公称出力は50 MWである [1] 。 溶融塩を用いた蓄熱設備も併設されており、その容量は1300 MWhtであり、これは当発電所を最大出力で約9.3 時間稼動できる容量に当たる [2] 。
歴史
編集ボクポートゥ太陽熱発電所は2013年7月に建設が開始された。建設には、Acciona社やSENER社などが共同で当たった [3] 。 そして、2015年11月13日に開業した。なお、開業当初はSouth African Gridに接続されていた [4] [5] 。 2016年3月25日には、当発電所を含めた南アフリカ共和国の太陽エネルギーを利用した発電施設群は、いわゆる「再生可能エネルギー[注釈 1]」によって作られた電力を、約161 時間にわたって連続して供給し続けたという、アフリカにおける新記録を達成した [6] 。 ただ、ボクポートゥ太陽熱発電所がSouth African Gridに接続されていたのは、開業後29ヶ月間だけだった[要出典]。
脚注
編集注釈
編集出典
編集- ^ “Construction starts on Bokpoort CSP plant”. Engineering News. (2013年8月2日) 2015年6月12日閲覧。
- ^ “Groundbreaking ceremony for Bokpoort CSP plant in South Africa has been held”. csp-world.com (2013年9月25日). 2015年9月23日時点のオリジナルよりアーカイブ。2015年6月12日閲覧。
- ^ “Bokpoort CSP plant wins South African National Energy Association prize” (2016年9月26日). 2018年1月26日閲覧。
- ^ “One million South Africans receiving power from world’s largest storage solar farm”. Times Live (2015年12月17日). 2015年12月18日閲覧。
- ^ “Bokpoort CSP Plant - Crowie Concessions”. 2015年6月12日閲覧。
- ^ “Bokpoort Generation Record”. 2016年4月26日時点のオリジナルよりアーカイブ。2016年5月21日閲覧。
参考文献
編集- “Bokpoort CSP Project”. energy.org.za. 2015年6月12日閲覧。