ポイントオブプレゼンス(Point of presence, PoP、POP [1] )は、通信エンティティ間の、人為的な境界ポイントまたはネットワークインターフェイスポイントである。

例えば、A社とB社と2つの通信事業者があった場合に、A社の利用者とB社の利用者が通信できるのはPoPで両社のネットワークが接続されているからである。

ISPポイントオブプレゼンス(ISP point of presence)は、ユーザーがインターネットサービスプロバイダー(ISP)を使用してインターネットに接続できるようにするローカルアクセスポイントであり、実際には大手の電話会社や通信事業者が運営・維持している[2]

N-POP(ネットワーク・ポイント・オブ・プレゼンス)とは、ネットワーク機能が物理ネットワーク機能(PNF)またはVNFとして実装される場所のことである[1]

PoPは通常、サーバールーターネットワークスイッチ、マルチプレクサー、およびその他のネットワークインターフェイス機器を収容し、通常はデータセンターに配置される。

ISPには通常、複数のPoPがある。 PoPは、多くの場合、インターネットエクスチェンジポイントおよびコロケーションセンターに配置される [3]

米国ではこの用語は、ベル電話システムの裁判所命令による解散の際に重要になった。プレゼンスポイントは長距離通信事業者(IXC)がサービスを終了し、ローカル電話ネットワーク( LATA )への接続を提供できる場所だった [4]

関連項目 編集

脚注 編集

  1. ^ a b Stallings, William (2016). Foundations of modern networking : SDN, NFV, QoE, IoT, and Cloud. Florence Agboma, Sofiene Jelassi. Indianapolis, Indiana. ISBN 978-0-13-417547-8. OCLC 927715441. https://www.worldcat.org/oclc/927715441 
  2. ^ Definition of Point of Presence (POP) in Network Encyclopedia”. networkencyclopedia.com. 2020年1月2日閲覧。
  3. ^ Fernandes, James (2005). Academic Dictionary Of Internet. Isha Books. pp. 316. ISBN 9788182052680. https://books.google.com/books?id=f-_Y4nG_QegC&pg=PA229 
  4. ^ Freeman, Roger (2005). Fundamentals of Telecommunications. Wiley. pp. 16. doi:10.1002/0471720941.ch1. ISBN 978-0471710455. https://books.google.com/books?id=6_yQ-dEGc5wC&q=%22point+of+presence%22