マグネトグラフィ

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マグネトグラフィとは磁性体を利用した検査手法及び画像化技術。

概要 編集

マグネトグラフィという語彙は磁性体の粉末を使用した非破壊検査手法[1][2]印刷技術[3][4]の両方に用いられる。

非破壊検査におけるマグネトグラフィ 編集

磁気テープを試験対象に密着させて試験対象を磁化して漏洩する磁束でさらにテープを磁化してそのテープを再生装置で再生する。対象物の磁化は通常の磁気探傷と同程度で再生ヘッドを用いてオシロスコーププロッタ上にパルス波形として表示したりディスプレイ上に直接欠陥像として表示される[5]

印刷におけるマグネトグラフィ 編集

磁性体トナーを使用して磁気潜像を現像する[6]

脚注 編集

  1. ^ * 中村林二郎「磁気テープ式探傷法 マグネットグラフィー法 (最近の非破壊検査とその応用(特集))」『金属材料』第5巻第9号、日刊工業新聞社、1965年9月、31-34頁、ISSN 04519809NAID 40017679364 
  2. ^ Forster, Friedrich, 岡本次郎. "マグネトグラフィ法によるパイプ溶接部の検査 (Non-Destructive Testing, December, 1975)(文献紹介)." 非破壊検査 26.1 (1977): p65-67.
  3. ^ 小鍛冶徳雄, マグネトグラフィ」『電子写真学会誌』 1997年 36巻 2号 p.131-136, doi:10.11370/isjepj.36.131
  4. ^ 小鍛冶徳雄, 「マグネトグラフィ方式による複製機」『画像電子学会誌』 10巻 3号 1981 p.202-214, NAID 40000482365.
  5. ^ 富士岳, 「マグネトグラフィー」『高圧力』 1963年 1巻 2号 p.80-84, doi:10.11181/hpi1963.1.80
  6. ^ 小鍛冶徳雄, 「マグネトグラフィ」『電子写真学会誌』 1987年 26巻 3号 p.277-285, doi:10.11370/isjepj.26.277

文献 編集

関連項目 編集