マックス・ベーコン
マックス・ベーコン（Max Bacon）は、イングランドのロック・シンガー。1980年代のロック・グループ、GTRのほか、バーン・ザ・スカイ (Burn the Sky)、モビー・ディック (Moby Dick)、ナイトウィング (Nightwing)、フェノメナ[1]、ブロンズのリード・シンガーも務めた。GTRのトップ40シングル「ハート・マインド (When the Heart Rules the Mind)」と、GTRのセルフタイトル・デビュー・アルバムのボーカリストとして広く知られている[2]。
| マックス・ベーコン Max Bacon | |
|---|---|
| 出身地 |
 イングランド |
| ジャンル | ロック |
| 職業 | 歌手、ミュージシャン |
| 担当楽器 | ボーカル |
| レーベル | Now & Then、Blueprint |
| 共同作業者 | GTR |
ベーコンの1996年のソロ・アルバム『The Higher You Climb』にはGTRのマテリアルが含まれており、後にスティーヴ・ハウによる1999年リリースのアルバム『ポートレイツ・オブ・ボブ・ディラン』収録の「Going, Going, Gone」でリード・ボーカルを担当した。
ベーコンはマイク・オールドフィールドによる1987年のアルバム『アイランズ』にリード・ボーカルで参加し、そのアメリカ版に収録されたマイナー・ヒット曲「Magic Touch」でフィーチャーされた。この曲はGTRをプロデュースしたジェフ・ダウンズが共同プロデュースを行っている。2002年にはソロ・アルバム『フロム・ザ・バンクス・オヴ・ザ・リヴァー・イーウェル』がリリースされ、ここではダウンズが作曲し、ジョン・ペイン在籍中にエイジアがかつて演奏したいくつかのマテリアルがフィーチャーされた。
ベーコンは、マーティ・ケインが司会を務め、クリス・タラントとニナ・ミスコウが審査員を務めたITVのタレント・ショー『New Faces』に出場者として出演した。ベーコンは1988年の決勝に進み、「ハンター」(GTRの曲)のソロ・バージョンを演奏したが、勝利はつかめなかった。
その後、ベーコンは音楽業界を去り、イングランドのノース・ヨークシャー州ナレスボローにあるザ・クラウンというパブを所有した[3]。彼は現在、西カンブリア州の小さな町エグレモントでザ・ウィートシーフ・パブを所有し、経営している[4][5]。
ベーコンは、2011年11月にウェールズで開催されたハードロック・ヘル・フェスティバルで演奏するために、かつて在籍したバンドのブロンズに復帰した。
2017年に発表されたスティーヴ・ハウのコンピレーション・アルバム『Anthology 2: Groups and Collaborations』のディスク3では2人でコラボレートしており、このイエスのギタリストと一緒に5曲を歌っている。
ディスコグラフィ 編集
ソロ・アルバム 編集
- The Higher You Climb (1995年、Now & Then)[6] ※with ジェフ・ダウンズ、スティーヴ・ハケット、スティーヴ・ハウ、スコット・ゴーハム
- 『フロム・ザ・バンクス・オヴ・ザ・リヴァー・イーウェル』 - From the Banks of the River Irwell (2002年、Blueprint)[7] ※with ジェフ・ダウンズ、スコット・ゴーハム、マイク・オールドフィールド、フィル・スポルディング、マイク・スターギス
モビー・ディック 編集
- "Can't Have My Body Tonight" (1982年、Ebony)[8] ※シングル
ナイトウィング 編集
ブロンズ 編集
- 『黄金の嵐』 - Taken by Storm (1984年、Island)[11]
GTR 編集
フェノメナ 編集
- 『2〜ドリーム・ランナー』 - Dream Runner (1987年)[14]
参加アルバム 編集
スティーヴ・ハウ
- 『ポートレイツ・オブ・ボブ・ディラン』 - Portraits of Bob Dylan (1999年)[17]
- Anthology 2: Groups and Collaborations (2017年) ※「Running In The Human Race」「Hot touch」「Runway」「Forever」「Tell the Story」でボーカル担当
脚注 編集
- ^ “Welcome to Phenomena” (2010年5月2日). 2010年5月2日時点のオリジナルよりアーカイブ。2021年7月15日閲覧。
- ^ “When The Heart Rules The Mind”. Connollyco.com. 2021年7月15日閲覧。
- ^ “DPRP - Forgotten Sons: GTR”. 2021年7月15日閲覧。
- ^ “The Wheatsheaf”. Northwest Bands. NWB. 2014年4月8日閲覧。
- ^ “Wheatsheaf”. What Pub. Campaign for Real Ale. 2014年4月8日閲覧。
- ^ “Max Bacon – The Higher You Climb (1995, CD)”. Discogs. 2021年7月15日閲覧。
- ^ “Max Bacon – From The Banks Of The River Irwell (2002, CD)”. Discogs. 2021年7月15日閲覧。
- ^ “Moby Dick – Nothing To Fear / Can't Have My Body Tonight (1982, Vinyl)”. Discogs. 2021年7月15日閲覧。
- ^ “Nightwing - Stand Up And Be Counted”. Discogs. 2021年7月15日閲覧。
- ^ “Nightwing - My Kingdom Come”. Discogs.com. 2021年7月15日閲覧。
- ^ “Bronz - Taken By Storm”. Discogs.com. 2021年7月15日閲覧。
- ^ “GTR (2) - GTR”. Discogs.com. 2021年7月15日閲覧。
- ^ “GTR (2) - King Biscuit Flower Hour Presents GTR”. Discogs.com. 2021年7月15日閲覧。
- ^ “Phenomena II* - Dream Runner”. Discogs.com. 2021年7月15日閲覧。
- ^ “Mike Oldfield - Islands”. Discogs.com. 2021年7月15日閲覧。
- ^ “Mike Oldfield - Earth Moving”. Discogs.com. 2021年7月15日閲覧。
- ^ “Steve Howe - Portraits Of Bob Dylan”. Discogs.com. 2021年7月15日閲覧。