マリン・ミッドランド・ビル

マリン・ミッドランド・ビル (Marine Midland Building) またはHSBCバンク・ビル (HSBC Bank Building) は、マンハッタンファイナンシャル・ディストリクトに建つ超高層ビルである。

Marine Midland Building
マリン・ミッドランド・ビル
地図
概要
用途 オフィスビル
所在地 アメリカ合衆国の旗 アメリカ合衆国
ニューヨーク州ニューヨーク市マンハッタン区ブロードウェイ140号
座標 座標: 北緯40度42分31秒 西経74度00分36秒 / 北緯40.70861度 西経74.01000度 / 40.70861; -74.01000
完成 1967年
所有者 ユニオン・インベストメント (en)
高さ
最頂部 209.7 m (688 ft)
屋上 206 m (676 ft)
技術的詳細
階数 51階
床面積 111,000 m2 (1,190,000 sq ft)
設計・建設
建築家 ゴードン・バンシャフト
スキッドモア・オーウィングズ・アンド・メリル
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概要 編集

マリン・ミッドランド・ビルはスキッドモア・オーウィングズ・アンド・メリルゴードン・バンシャフトによる設計で、ブロードウェイ140号に1967年に竣工した。51階建ての高さ209.7 m (688 ft)で、軒高は約677フィート (206 m)で、床面積は約111,000 m2 (1,190,000 sq ft)である。バンシャフトは当初、モノリス型の構造を提案していたが、非常に高く付くと見なされた。このビルの現在の所有者は、ユニオン・インベストメント英語版である[1]

エントランスの前の広場には、イサム・ノグチ製作の彫刻キューブ (Cube) が目を引いている。

このビルはハリー・ヘルムズリー英語版マリン・ミッドランド・バンク英語版コンソーシアムによって建てられた。マリン・ミッドランド・バンクはビルの地下2階から地上20階までをリースする契約と引き換えに命名権を得た。この銀行の経営権は1980年にHSBCによって取得され、1987年には100%子会社となり、1998年には名称がHSBC銀行英語版と変更された。現在はマリン・ミッドランド・ビルともHSBCビルとも呼ばれるが、一般的には旧名の方が用いられている。

爆破事件 編集

1969年8月20日に8階で爆破事件が起こり、20名が負傷した[2][3]

テナント 編集

2010年時点で最大のテナントは、2003年に430,000 ft² (40,000 m²) をリースしたブラウン・ブラザーズ・ハリマンである。BBHは59 ウォール・ストリートが本拠として知られていたが、HSBCが5番街452号にオフィスを移転して空いたスペースに入居することとなった。

脚注 編集

関連項目 編集

外部リンク 編集