ヤコブ・フッターJacob HutterJakob Hutter1500年 - 1536年2月25日)は、アナバプテストの指導者、フッタライトの創立者である。

ヤコブ・フッター

フッターは南チロル(今日の北イタリア)の帽子職人であった。彼は1520年から1530年頃に根本的宗教改革の指導者になった。ローマ・カトリックから多くの男女が離れていた。何千人もがバプテスマを望み、それは死刑になる犯罪行為であった。

モラヴィアにおいては宗教的寛容を与えられた。ここでアナバプテストはフッターの指導の下に集まり、彼らの共同体は、非暴力主義、成人の信者へのバプテスマを実践した。ヤコブ・フッターは、モラヴィアとチロル地方を巡り、説教しバプテスマを施した。彼は、1535年12月1日に捕らえられ、拷問にかけられた上、1536年2月25日に生きたまま火あぶりの刑に処された。

フッターの言葉は、迫害下で兄弟姉妹に宛てて書かれた8通の手紙に記録されている。


参考 編集

  • 『ヤコブ・フッター伝―生涯・信仰・書翰』1978年 (アナバプティズム研究叢書)ハンス・ゲオルク・フィッシャー著 榊原巌訳 平凡社 ASIN B000J8KYZ4


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