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本来の表記は「薏苡仁」です。この記事に付けられた題名は技術的な制限または記事名の制約により不正確なものとなっています。

薏苡仁(よくいにん)は、ハトムギ種皮を除いた種子を原料にした生薬である。イボ取り(ヒトパピローマウイルスが原因)、利尿作用、肌荒れ、痛みに効果があるとされている。

医療用医薬品としては、関節痛、神経痛、筋肉痛、尋常性疣贅、青年性扁平疣贅といったイボに適応があるものが多い[1]。脂漏性角化症(老人性疣贅)は適応ではなく、また日本での治療研究は見つからなかった[1]。皮膚の荒れ、ニキビ、しみの適応症があるものもある[1]

ヨクイニンの服用で約600人の37.6%の人々で疣贅がなくなったという研究結果がある[2]。成人未満の方が有効率が高いのではという研究結果がある(50名・学童の有効率73%、成人20%)[3]。11人と人数は少ない研究だが、難治性の尖圭コンジローマで36.4%に有効とされた[4]。なおヒトパピローマウイルスの感染は、手足では2型、27型、57型で、尖圭コンジローマでは6型と11型とウイルス型は異なる[5]

ヨクイニンによって流産、早産といった報告はないが妊娠中は医師に相談することが望ましく、また摂取に過敏になっている妊婦では気にしながら服用する必要もない[6]

出典編集

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  1. ^ a b c 林伸和、川端康浩「ヨクイニンの脂漏性角化症(老人性疣贅)に対する 有効性の文献的検討」『日本臨床皮膚科医会雑誌』第35巻第1号、2018年、 63-67頁、 doi:10.3812/jocd.35.63NAID 130007411765
  2. ^ 月永一郎「ウイルス性疣贅の「痛くない」治療の検討」『日本臨床皮膚科医会雑誌』第24巻第1号、2007年1月15日、 8-11頁、 doi:10.3812/jocd.24.8NAID 10018884401
  3. ^ 三露久生、茶谷孝治、林進「尋常性疣贅におけるヨクイニンの年齢別による有効率の検討」『病院薬学』第16巻第5号、1990年、 255-259頁、 doi:10.5649/jjphcs1975.16.255NAID 110001798694
  4. ^ 谷口彰治、幸野健、細見尚子、東奈津子、山本直樹「ヨクイニンによる難治性尖圭コンジロームの治療」『西日本皮膚科』第62巻第3号、2000年、 389-391頁、 doi:10.2336/nishinihonhifu.62.389NAID 130004474602
  5. ^ 日本性感染症学会「性感染症 診断・治療 ガイドライン2016」 (pdf) 『日本性感染症学会誌』第27巻1 Supplement、2016年11月、 69頁。
  6. ^ 鈴木信孝「妊娠中のハトムギ使用について」『日本補完代替医療学会誌』第15巻第2号、2018年、 141-151頁、 doi:10.1625/jcam.15.141NAID 130007497254

関連項目編集