ラインレーザー(英: Line laser、独: Linienlaser)とは、レーザー光源光学レンズを用いて、レーザー照射を点ではなく線として投影する装置のことである。シリンドリカルレンズ[1]やパウエルレンズ[2]を介してレーザー照射を行うことで線状のレーザーを投影する場合もある。またラインレーザーと同じものをシートレーザーと呼ばれることもある。

用途に応じて、単独でレーザー照射を行い線を投影したり、複数台のラインレーザーを用いて十字などパターンを投影する場合もある。また単独で十字型のレーザーを投影できるものをクロスレーザー[3]という。土木建築やインテリアデザインでは、建築現場や構造物の水平出しにラインレーザーが使用されている。

現在レーザー光の安全基準 を定めたEN 60825-1[4]では、ラインレーザーは「拡張光源」(英: Extended source)と定められている。レーザー光の危険性はこの定義に伴いEN 60825-1に定められる補正係数によって決まる。通常のポイントレーザーである「集光型レーザー」とは対照的に、ラインレーザーは、レーザークラス1または2に分類されるために、より高い出力を備えることができる。

用途 編集

メーカー 編集

モジュール 編集

レーザー墨出し器 編集

  1. ^ シリンダーレンズとは? | Edmund Optics”. www.edmundoptics.jp. 2021年11月12日閲覧。
  2. ^ Laserline Optics Canada Inc.”. 株式会社ルミネックス - LASERS AND OPTO-ELECTRONIC DEVICES. (2021年6月26日). 2021年11月12日閲覧。
  3. ^ レーザーポインター ラインレーザー クロスレーザー 総合 トミタ | イプロスものづくり”. ものづくり向けデータベースサイト イプロスものづくり. 2021年11月12日閲覧。
  4. ^ IEC60825-1- Safety of Laser Products|FACTORIST|キーエンス”. IEC60825-1- Safety of Laser Products|FACTORIST|キーエンス. 2021年11月12日閲覧。