コルチ器(コルチき、コルチ器官ラセン器とも、Organ of Corti)とは、内耳にあり聴覚を司る蝸牛内を仕切る2つののうち、基底膜の上に2種の有毛細胞を持つ感覚器官である。蝸牛軸に対しコルチ器は螺旋状に曲がっているため、ラセン器とも言われる[1]

コルチ器
ヒトの内耳(画像中央右がコルチ器)
コルチ器の拡大図
英語 Organ of Corti
器官 感覚器
神経 聴神経
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主にリンパ液を伝わってきた振動を有毛細胞が感知し、聴細胞興奮させての刺激を伝える器官である。

コルチ器の名称の由来は1851年ヴュルツブルク大学研究室で初めてヒトの内耳の構造を記述した、イタリア外科医及び科学者アルフォンソ・コルチが由来である[2]

脚注 編集

  1. ^ 感覚器系 聴覚器
  2. ^ アルフォンソ・コルチ BEYOND DISCOVERY

出典 編集

関連項目 編集