ラフ集合(ラフしゅうごう、Rough sets)とは上近似集合と下近似集合からなる集合で、非数値の対象を粗く(ラフに)記述することができるものである。これを用いることによって、他のデータマイニング手法からは得られにくい、非数値であったり矛盾のあるようなデータからの知識獲得が可能である。Rough sets theory(ラフ集合理論)の頭文字をとって RST や、Rough sets approach(ラフ集合アプローチ)の頭文字をとって RSA とも呼ばれる。

応用として、対象集合をファジィ集合に拡張したファジィ-ラフ集合理論 (Fuzzy-Rough sets theory) というものがある。

歴史

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1982年ポーランドの Zdzisław Pawlak が提唱した。