ラブチェカン(Labuche Kang)またはラブチェカンI峰は、中国チベット自治区にあるヒマラヤ山脈の北の外れのである。ロールワリン・ヒマール英語版の北西、シシャパンマの東に位置する。この山は、ヒマラヤ山脈の中でもあまり知られていない区域に存在する。この区域は、ラブチェ・ヒマール(Labuche Himal)、パマリ・ヒマール(Pamari Himal)、ラプチカン(Lapchi Kang)と呼ばれ[2]、タマコシ川の西側の谷から、スンコシ川英語版の谷とニャラムトン・ラ英語版まで伸びており、アラニコ・ハイウェイ英語版中尼公路英語版がヒマラヤ山脈を横断している。この区域は、アラニコ・ハイウェイの東にあるネパールに南下する。ガンジス川の支流であるコシ川英語版の流域内にある。

ラブチェカン
チョ・オユーから見たラブチェカン(中央)とシシャパンマ(左)
最高地点
標高7,367 m (24,170 ft) [1]
世界75位
プロミネンス1,957 m (6,421 ft) [1]
総称ウルトラ・プロミネント峰
座標北緯28度18分15秒 東経86度21分03秒 / 北緯28.30417度 東経86.35083度 / 28.30417; 86.35083座標: 北緯28度18分15秒 東経86度21分03秒 / 北緯28.30417度 東経86.35083度 / 28.30417; 86.35083[1]
地形
ラブチェカンの位置(チベット内)
ラブチェカン
ラブチェカン
チベット自治区における位置 地図
所在地中国チベット自治区
所属山脈ヒマラヤ山脈 ラブチェ・ヒマール
登山
初登頂1987年10月26日 by A. Deuchi, H. Furukawa, K. Sudo(日本)Diaqiog, Gyala, Lhaji, Wanjia(中国)
最容易
ルート
西稜、氷河・雪
プロジェクト 山

ラブチェカンは1987年に日本・中国の遠征隊により西稜から初登頂された。その後、2010年10月にアメリカの登山家ジョー・パーイヤー英語版が登頂中に滑落して死亡した[3]他には、登頂に挑戦した記録はない[4]

脚注 編集

  1. ^ a b c China I: Tibet - Xizang”. Peaklist.org. 2014年5月30日閲覧。
  2. ^ H. Adams Carter (1985). “Classification of the Himalaya”. American Alpine Journal (American Alpine Club) 27 (59): 122. http://c498469.r69.cf2.rackcdn.com/1985/109_carter_himalaya_aaj1985.pdf 2011年5月1日閲覧。. 
  3. ^ Puryear's accident Archived 2010-10-31 at the Wayback Machine.
  4. ^ Himalayan Index”. London: Alpine Club. 2011年5月18日閲覧。

外部リンク 編集