ラ・リガ・フィリピナ(La Liga Filipina;フィリピン同盟)はフィリピンの独立運動の主導者の一人、ホセ・リサールによって以下の目的をもって組織された。

  • フィリピンの群島全体を一つの強健な組織に纏めること
  • 欲求と必要に対する相互扶助
  • 全ての暴力と不正義からの保護
  • 技術的教育、農業、商業の奨励
  • 改革の研究と応用
ラ・リガ・フィリピナのモノグラム

リサールらは同組織を平和的な組織に作り上げようとしたが、宗主国スペインの当局は同組織を脅威と受け止め、1892年7月6日の夜、同組織創立のたった四日後にリサールはひそかに逮捕された。翌日、総督のエウロヒオ・デスプホルはリサールのダピタン市への強制移送を決定した。

リサールの逮捕後、同組織は活動を停止した。その後ドミンゴ・フランコアンドレス・ボニファシオよって立て直されたが、結局のところ、スペインで活動するフィリピン人組織「ラ・ソリダリダ」(「連帯」の意)をサポートする穏健派の「盟約者集団」(Cuerpo de Compromisarios)と、フィリピンにてボニファシオが組織した革命結社「カティプナン」に分裂した。