ルイス城(ルイスじょう、Lewes Caslte)は、英国サセックス州ルイスにある中世の城。元々はブレイ城(Bray Castle)と呼ばれており、サウス・ダウンズを流れるウース川を抑える位置に建っている。

ルイス城
Lewes Castle
イングランドの旗 イングランド
イースト・サセックス州ルイス
西側から見たルイス城
ルイス城の位置(イースト・サセックス内)
ルイス城
イースト・サセックスにおける位置
座標北緯50度52分22秒 東経0度00分27秒 / 北緯50.8729度 東経0.0076度 / 50.8729; 0.0076座標: 北緯50度52分22秒 東経0度00分27秒 / 北緯50.8729度 東経0.0076度 / 50.8729; 0.0076
種類城塞
歴史
建設11世紀後期[1]
建設者初代サリー伯ウィリアム・ド・ワレンヌ英語版
建築資材石材
登録名ルイス城
登録日1915年8月28日
登録コード1013268

歴史 編集

モット・アンド・ベーリーで建てられているが、珍しくモットが2つある。モットを2つ有する城はイングランドでもこの城とリンカーン城しかない。

ブラック・マウントとして知られる最初のモットは1066年ノルマン・コンクエストの直後に建てられた。そしてキープとして知られる2つ目のモットは11世紀後期に建てられた。両方のモットを建てたのは、初代サリー伯ウィリアム・ド・ワレンヌである。モットはもともと木製の柵で囲われていたが、12世紀初頭に石積みのシェル・キープに置き換えらた。また、ベイリーには、塔を備えた石垣があった。

1264年に行われたルイスの戦いでは、国王ヘンリー3世ら王党派が城に陣を敷いた。

13世紀に入るともう1つのシェル・キープが追加され、14世紀には楼門が追加された。7代目サリー伯ジョン・ド・ワーレンが息子を残さずに死去しワーレン家の直系子孫がいなくなると、彼の甥であった10代目アランデル伯リチャード・フィッツアランがその領地を引き継いだ。

城跡は1850年からサセックス考古学協会に貸し出されていたが、1922年にチャールズ・トーマス=スタンフォードが買い取った上で同協会に譲渡した。

脚注 編集

  1. ^ Lewes Castle (1013268)”. National Heritage List for England. 2021年10月8日閲覧。