レンアイ@委員』(れんあいいいん)は、令丈ヒロ子作の児童文学。イラストは小笠原朋子が担当。フォア文庫理論社)より本編全10巻に加えて、特別編が1巻刊行されている。

あらすじ 編集

小学5年生の女の子、ワコこと大木話子は、間違いで来た悩み相談のメールに、美人で背が高くてモデルをやっている女の子、レンアイ@委員のふりをして悩みに答えてしまう。それをきっかけに、たくさんの女の子たちから悩み相談のメールがレンアイ@委員あてに来るようになり、それを親友のナツメ(丘野なつめ)と一緒に答え、ワコも成長していく物語。

登場人物 編集

主要人物 編集

  • 大木話子(ワコ)
    10歳(SPな誕生日以降は11歳)。明るくて楽しいことが大好きな小学五年生。大木家の三女。ぱっちりとした二重瞼に太い眉毛、丸顔。髪形はおかっぱ
  • 丘野なつめ(ナツメ)
    ワコと同じ年。ワコの幼なじみ。めんどう見のよい、しっかり者。細い一重瞼の目、すっきりした細い顔。
  • 大木佐枝子(ママ)
    会社勤め(出版社で働いている)で忙しく、家事は子どもたちに任せている。おおざっぱで、太っ腹な性格。
  • 梨子姉ちゃん
    大木家の長女(アネ大)。デザイナーになるために専門学校に通っている。大木家を仕切っている、"男前"のたよりになる18歳。
  • 羽子姉ちゃん
    大木家の次女(アネ小)。クールそうだが実は熱い、高校1年生。かなり美人だが、彼氏はいない。
  • 佐々セイジ
    タクミの親友。ワコ誕生日に告白して、ワコの彼氏になる。バスケットボールが得意。
  • 石黒タクミ
    ナツメの彼氏。おっとりした性格。
  • 海棠建三(けんぞう)
    レンアイ@委員初の男子相談者で、6年生。「レンアイ@委員のうちの2人」として、ワコに会ったことがある。後にけんぞうの父とワコのママが恋人同士になる。
  • 海棠公造
    ママの恋人で、けんぞうのパパ。仕事は一級建築士。料理が得意。
  • 犬井さん、桑原さん
    ワコたちのクラスメイト。

レンアイ@委員の相談者 編集

  • 真帆
    最初の相談者。メールのときの署名は「☆真帆」。実はワコと同じ小学校の6年生。
  • Ai
    真帆ちゃんの友達。
  • リサ
    ブラ・デビューに関する相談をしてきた女の子。
  • ルイ
    一重まぶたで悩んで相談をした。
  • まゆみ
    18歳の大学生を好きになった、という恋の相談メールを送ってきた。
  • さゆな
    キレイになるためにはどうしたらいいかを相談してきた。
  • ニナ
    さゆなちゃんの友達。
  • ミドリ子
    タイプでない男の子に告白されたことを相談する。
  • みさき
    男の子は女の子より優しくないと相談してくる。最後の相談者。

登場人物のほとんどが小学6年生で、けんぞう以外は全員女の子である。

補足 編集

  • 第5巻の「キレイの条件」からワコの髪形が変わり、ファッションが当時の流行に合ったものとなった。
  • ワコとナツメの誕生日は同じと考えられる。

関連項目 編集