レーゼクネ

ラトビア共和国の都市

レーゼクネラトビア語: Rēzekneロシア語: Резекне)はラトビアの都市。人口は約3万6千人(2006年)。

中世の古城跡
レーゼクネ駅

地勢・産業 編集

ラトビア東部の都市。首都リガから約250キロ東に位置している。交通の要所であり、ペテルブルクからワルシャワを結ぶ国際列車や、リガからモスクワへと至る国際列車がこの都市を経由する。道路網を通じても各地と結ばれている。

歴史 編集

レーゼクネという名称が史料に現れるのは1285年である。ドイツ騎士団ポーランド・リトアニア連合王国などの統治を経て、18世紀後半のポーランド分割によってロシア領となった。第一次世界大戦後にラトビアが独立してラトビア領になるが、第二次世界大戦中にソヴィエトに併合された。ドイツ軍ソ連軍の攻撃により街は荒廃し、第二次世界大戦後には街の人口は約5千人程度にまで減少した。第二次世界大戦後は重点的に工業化が進められ、ロシア系労働者が多く働いた。そのため、この街では約半数の住民がロシア系である。1991年のラトビア独立にともなってラトビア領となった。

気候 編集

レーゼクネの気候
1月 2月 3月 4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月
最高気温記録 °C°F 10.3
(50.5)
10.5
(50.9)
17.2
(63)
25.9
(78.6)
30.0
(86)
32.1
(89.8)
34.1
(93.4)
34.7
(94.5)
30.1
(86.2)
22.6
(72.7)
15.2
(59.4)
10.5
(50.9)
34.7
(94.5)
平均最高気温 °C°F −2.4
(27.7)
−1.9
(28.6)
3.2
(37.8)
11.5
(52.7)
17.5
(63.5)
20.8
(69.4)
23.2
(73.8)
22.1
(71.8)
16.4
(61.5)
9.2
(48.6)
2.9
(37.2)
−0.8
(30.6)
10.14
(50.27)
日平均気温 °C°F −4.6
(23.7)
−4.6
(23.7)
−0.4
(31.3)
6.4
(43.5)
12.0
(53.6)
15.5
(59.9)
17.8
(64)
16.5
(61.7)
11.5
(52.7)
5.8
(42.4)
0.8
(33.4)
−2.7
(27.1)
6.17
(43.08)
平均最低気温 °C°F −7.2
(19)
−7.8
(18)
−4.2
(24.4)
1.4
(34.5)
6.0
(42.8)
9.9
(49.8)
12.4
(54.3)
11.2
(52.2)
7.2
(45)
2.6
(36.7)
−1.4
(29.5)
−4.9
(23.2)
2.1
(35.78)
最低気温記録 °C°F −38.6
(−37.5)
−38.8
(−37.8)
−29.0
(−20.2)
−18.4
(−1.1)
−5.0
(23)
−0.8
(30.6)
2.0
(35.6)
−0.4
(31.3)
−5.0
(23)
−12.5
(9.5)
−24.2
(−11.6)
−38.5
(−37.3)
−38.8
(−37.8)
降水量 mm (inch) 43.5
(1.713)
35.8
(1.409)
32.7
(1.287)
33.4
(1.315)
60.5
(2.382)
81.1
(3.193)
66.5
(2.618)
74.9
(2.949)
55.4
(2.181)
64.5
(2.539)
49.8
(1.961)
41.6
(1.638)
639.7
(25.185)
平均降水日数 (≥1 mm) 13 10 11 8 10 13 11 11 11 12 12 13 135
出典1:LVĢMC (平均値:1991年-2020年、極値:1956年-現在)[1][2]
出典2:NOAA (平均降水日数:1981年-2010年)[3]

姉妹都市 編集

代表的な出身者 編集

関連項目 編集

脚注 編集

外部リンク 編集