ロクク・ダリ(Lokoku Daryl、Daryl Lokoku、男性1993年4月17日 - )は、コンゴ民主共和国総合格闘家キックボクサー[1]

TRI.H Studio所属。元GRANDウェルター級王者。

来歴 編集

幼い頃から柔道を習いアフリカJrチャンピオンに輝き、その後も柔道に打ち込みコンゴの柔道ナショナルチームに選ばれる。10年に来日を果たすと11年の春から総合格闘技を始め、恵まれた身体能力と柔道で培った寝技を武器に同年11月の全日本パンクラスゲートオープントーナメントで優勝を果たす。

12年10月のDEEPでは大原樹里に、13年1月のDEEPフューチャーキングトーナメントでは中倉三四郎に僅差の判定負けを喫した。

14年11月のGRACHANでは元DEEPミドル級王者・上山龍紀にKO勝利、15年2月DEEPでは米田奈央に引き分ける。その後はGRACHANを主戦場とし巌流島も含め8連勝を飾る。

16年7月の巌流島ではミャンマーラウェイの最強戦士トゥントゥンミンを1Rパウンドで撃破。18年12月のGLADIATORとGRACHANの共同開催となった「GRAND」でGLADIATOR王者のレッツ豪太とGRANDウェルター級王者のベルトを賭け激突し、見事勝利し王者に輝く。

19年7月のGLADIATORではラウェイで勝利しているウィル・チョープとMMAで対戦しRNCによる一本負けを喫する。

19年12月のGRACHAN×GLADIATORでMr.DEEPこと桜井隆太と対戦し、打撃・グランドでも優勢だったが2Rに下から腕十字を極められ王座から陥落。

RIZIN初参戦となった20年8月大会では海人相手にキックボクシングルールに挑んだが判定負けを喫した。

21年6月のGRACHANでは笹川JPと対戦すると終始ペースを握りフルマークの判定勝ちを収めた。

RIZIN2戦目となった21年11月大会ではMMAで“ブラックパンサー”ベイノアと対戦。2Rにダウンを奪いパンチ連打で攻め、3Rには再び打合い連打を浴びせるも右フックを被弾して逆転負けを喫した。その後22年12月のGRACHANで林RICE陽太に判定勝ちを収める。

23年6月のRIZIN.43で木村“フィリップ”ミノルとキックルールで対戦しKO負けとなっていたが、木村のドーピング検査結果が「陽性」であると発表され、この試合はノーコンテストとなった。

戦績 編集

総合格闘技 編集

総合格闘技 戦績
19 試合 (T)KO 一本 判定 その他 引き分け 無効試合
12 6 {{{subwins}}} 5 1 0 1
6 3 {{{subloss}}} 3 0
勝敗 対戦相手 試合結果 大会名 開催年月日
風間大輝 3分3R終了 判定3-0 SHOOT BOXING 2024 2024年4月13日
× "ブラックパンサー"ベイノア 3R 1:09 KO (スタンドパンチ) RIZIN.32 2021年11月20日
川中孝浩 1R 5:00 TKO (ドクターストップ) Grachan 2017年2月26日

脚注 編集

  1. ^ 【シュートボクシング】初参戦のロクク・ダリ「ボコボコにすることしか考えてない」「いつか海人選手とやれるのであればリベンジしたい」”. ゴング格闘技 - GONKAKU. 2024年4月16日閲覧。

外部リンク 編集