ロケットエンジン10は、ソ連で開発されたロケットエンジン。1933年に、GIRD-Xロケットのために、反動推進研究グループが設計した。

10
エンジン断面
設計者反動推進研究グループ (モスクワ支部)
開発企業反動推進研究グループ (モスクワ支部)
液体ロケットエンジン
性能
推力70 kg
燃焼時間16—22秒間

1933年1月から1933年8月にかけて、推進剤としてガソリン液体酸素の組み合わせを用い、試験を行ったが、燃焼室が焼損したため、1933年10月からはエチルアルコールに置き換えられた。燃焼室は液体酸素の蒸発によって冷却された。

1933年11月25日にセルゲイ・コロリョフの監督下でソビエトで初めて開発された液体燃料ロケットであるGIRD-Xはこのエンジンを搭載して打ち上げられた。

参考 編集