ロゴス中心主義 (logocentrism) は、ジャック・デリダにより提唱された概念である[1]。『グラマトロジーについて』の記事も参照のこと。

日本ではたいへんしばしば音声中心主義 (phonocentrismw:Phonocentrism) という語と混同されている。さらに重ねて音声言語中心主義と誤訳されていることも非常に多い[注 1]。なお、「音声中心主義」は、ソシュールによる言語学(およびフッサールの現象学)が、(デリダによれば)音声中心主義であることを批判したものだったが、言語学者がソシュールのことをそう論じたのでもないし、ソシュール(による言語学)が一般にそう考えられているというわけでもなく、そのような「音声中心主義である」とすること自体からデリダによるものである。

脚注編集

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注釈編集

  1. ^ ロゴス」(古典ギリシア語 λόγος)という語の難しさという背景のためでもあろう。「ヨハネによる福音書」のギリシア語版の冒頭にあって、日本語訳では「太初にロゴスあり」とカタカナで訳されることもあるが、「太初に言(ことば)あり」というように、「言」の一文字で「ことば」とされていることが多く、ラテン語や英語でも(議論は多いのだが)それぞれ verbum, word と訳されている。

出典編集

  1. ^ ブリタニカ国際大百科事典. “ロゴス中心主義”. コトバンク. 株式会社DIGITALIO. 2022年12月27日閲覧。

外部リンク編集