一式旋回機関銃は、昭和16年(1941年)に制式化された、日本陸軍が開発した空冷式双連旋回機関銃である。八九式旋回機関銃の後継である。

一式旋回機関銃、一〇〇式旋回機銃
一式旋回機関銃、一〇〇式旋回機銃
種類 航空機関銃
製造国 日本
設計・製造 1940s
仕様
口径 7.92 mm
ライフリング 4条右回り
使用弾薬 7.92 mm×57
一式実包
装弾数 100 発(サドルドラム型弾倉)
作動方式 ガス圧作動方式
全長 1,050 mm
重量 15.6 kg
銃口初速 780 m/s
歴史 
配備先 大日本帝国陸軍(一式旋回機関銃)
大日本帝国海軍(一〇〇式旋回機銃)
関連戦争・紛争 太平洋戦争
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概要

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銃本体の機構はチェッコ軽機関銃(銃本体の外見は九七式車載重機関銃に酷似している)から、使用弾薬には九八式旋回機関銃と同じ7.92x57mmモーゼル弾を採用した。

当初は一〇〇式旋回機関銃として生産されたが、後に一〇〇式旋回機関銃に銃床を追加したものを一式旋回機関銃として採用した。

100発入りサドル(鞍鞄)型ダブルドラム弾倉を採用。単装用の九八式旋回機関銃の物に似ているが、連装用にダブルドラム弾倉中央部に送弾口が2つあった。

九九式双発軽爆撃機百式重爆撃機キ66に搭載された。

日本海軍一〇〇式旋回機銃の制式名で採用した。日本海軍の一式旋回機銃MG15の国産版)とは全くの別物なので注意を要する。

参考文献

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  • 須川薫雄『日本の機関銃』、SUGAWA WEAPONS社、2003年。
  • 第五十一航空師団『東海軍管区航空兵器現状表』昭和20年。アジア歴史資料センター A03032135000
  • 兵器局銃砲課『現地修理班派遣に関する件』昭和17年。アジア歴史資料センター C01000438500
  • Ken Elks, Japanese Ammunition 1880-1945: Pistol, Rifle and Machine-gun Ammunition up to 20mm, Vol. 1, Solo Publications, 2007. ISBN 0-9551862-2-6
  • Office of the Chief of Ordnance, Catalog of Enemy Ordnance Materiel, Vol. 2, 1945.