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丁憂(ていゆう)は、または祖父等の直系尊属が死去した際に服喪することを意味し、多くは前近代の官人の服喪に対して使用された。その起源は前漢に遡り、にいたるまで官人の間で重視された制度であった。「丁」の訓読みは「あたる」。尓雅・釈詁に「丁とは、当なり」とある。丁憂あわせて、憂(悲しみ)に遭うこと。

古代中国では父母の死去に際し、子女は3年間(実際には25ヶ月)の服喪を行い、結婚その他の喜事を忌避する必要があった。前漢代には官人は丁憂として3年の服喪期間が定められている。その後の歴代王朝では、孝を統治を基本としていたため、官員は丁憂に際しその職を辞して服喪することが義務付けられ、3年後に復職されるとされた。しかし朝廷に特別の事情がある場合、丁憂を行わせない奪情の制度もあった。

丁憂に際し、それを秘匿し行わなかった者に対しては解任の処分とされていた。