三台塩(さんだいえん、三臺塩)は、雅楽唐楽の曲名の一つ。

平調で、早四拍子の小曲である[1]。唐の則天武后の作と伝えられている。

古くは序・破・急を完備する舞人6人または4人による平舞の舞楽があった[2]というが、舞楽は廃絶し、現在明治撰定譜には管絃として急の楽章のみが伝えられている。

脚注 編集

  1. ^ 雅楽講究会 編『篳篥譜. 初之巻』雅楽講究会、1932年https://dl.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/1192011/152021年11月8日閲覧。"三臺塩 急 中曲 早四拍子 末四拍子加 拍子十六"。 
  2. ^ 今泉定介 編『故実叢書. 舞楽図説 (大槻如電)』吉川弘文館、1899年(原著文政六年)。doi:10.11501/772007https://dl.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/772007/112021年11月8日閲覧。"三臺盬 唐朝 六人舞 或四人"。