上ネッカー線(うえネッカーせん、ドイツ語: Obere Neckarbahn)はバーデン=ヴュルテンベルク州シュトゥットガルト近郊であるプロヒンゲンとドナウ上流にあるイメンディンゲンを結ぶ幹線鉄道である特にプロヒンゲン - テュービンゲン区間はシュトゥットガルト - プロヒンゲン区間と合わせて「ネッカー=アルプ鉄道(Neckar-Alb-Bahn)」とも呼ばれている。

上ネッカー線
基本情報
通称 プロヒンゲン - イメンディンゲン線
ドイツの旗 ドイツ
所在地 バーデン・ヴュルテンベルク州
起点 プロヒンゲン駅
終点 イメンディンゲン駅
路線記号 4600(プロヒンゲン - イメンディンゲン)
4601(トゥトリンゲン - ハティンゲン信号場)
路線番号 760 (Stuttgart–Tübingen)
790.1 (S-Bahn)
開業 1859年9月20日(プロヒンゲン - ロイティンゲン)
全通 1870年7月26日(トゥトリンゲン - イメンディンゲン)
所有者 ドイツ鉄道
路線諸元
路線距離 161.5 km
軌間 1,435 mm (4 ft 8 12 in) 標準軌
線路数 単線、複線
複線区間 プロヒンゲン - テュービンゲン
電化区間 プロヒンゲン - テュービンゲン
ホルプ - イメンディンゲン
電化方式 15 kV / 16.7 Hz(交流
架空電車線方式
最小曲線半径 222 m
保安装置 PZB, ZUB 262
線路等級 D4
テンプレートを表示
停車場・施設・接続路線
(上ネッカー線)
STR STR
フィルス谷線 S1
BHF BHF
0.0 プロヒンゲン
KRWgl+l KRWgr+r
BS2l
フィルス谷線(ウルム方面)
hKRZWae
フィルス川 (43 m)
SBRÜCKE
国道B10
eABZg+l
旧ヴェルナウ - シュナイダー線
HST
2.6 ヴェルナウ(ネッカー)
hKRZWae
ラウター川 (49 m)
BHF
6.7 ヴェンドリンゲン(ネッカー) 264 m
ABZgl
テク線 (S1)
ABZgl
高速線連結
SKRZ-Au
自動車道A8
eKRZu
ヴェンドリンゲン - ウルム高速線 (工事中)
eABZg+l
小ヴェンドリンゲン連結線(工事中)
HST
9.5 オーバーボイヒンゲン
BHF
12.6 ニュルティンゲン 283 m
STRo
国道B297
ABZgl
ニュルティンゲン - ノイフェン線(ノイフェン方面)
STRo
国道B313
eHST
17.2 旧ネッカータイルフィンゲン ~1976 306 m
hKRZWae
アウトムート川
HST
22.2 ベンプフリンゲン 旧普通駅 342 m
BHF
26.2 メツィンゲン(ヴュルテンベルク) 354 m
ABZgl
エルムス谷線(バート・ウーラッハ方面)
hKRZWae
エルムス川
STRo
国道B312
HST
31.5 ロイトリンゲン・ゾンデルフィンゲン 393 m
eDST
33.5 旧ロイトリンゲン荷役駅
SBRÜCKE
国道28号
eABZg+l
旧ロイトリンゲン - シェルクリンゲン線(シェルクリンゲン方面)
BHF
34.7 ロイトリンゲン中央駅 375 m
eABZgl
旧ロイトリンゲル - エニンゲン線
eABZgr
旧ゴェニンゲン線
emKRZo
旧ロイトリンゲン市電 (line 3)
hKRZWa
エーヒャーツ川(50 m鉄道橋)
emhKRZe
旧ロイトリンゲン市電 (line 1)
HST
35.5 ロイトリンゲン西駅
eBS2+l BS2+r
exSBRÜCKE SBRÜCKE
国道B28
exSTRl eKRZu
旧ゴェニンゲン線
BS2c2 BS2r
HST
37.5 ロイトリンゲン・ベツィンゲン 345 m
HST
40.0 ヴァンヴァイル
HST
42.2 キルヒェンテリンスフルト 312 m
SBRÜCKE
国道B27
HST
45.9 テュービンゲン・ルストナウ
eDST
48.1 テュービンゲン旧操車場
WBRÜCKE1
シュタインラッハ川
BHF
49.5 テュービンゲン中央駅 322 m
ABZgr
アンマー谷線(ヘレンベルク方面)
SBRÜCKE
国道B28
ABZgl
ツォレルンアルプ線(ジクマリンゲン方面)
eHST
51.6 旧ヴァイルハイム
SBRÜCKE
地方道L370
DST
53.5 キルヒベルク
HST
56.3 キービンゲン
eABZg+l
Anschluss DHL
BHF
59.4 ロッテンブルク(ネッカー)
hKRZWae
ネッカー川
HST
62.9 バート・ニーダーナウ
hKRZWae
ネッカー川
BHF
66.1 ビーリンゲン(ホルプ近郊)
TUNNEL1
ズルツアウトンネル(493 m)
BHF
72.4 アイアッハ
ABZgl
アイアッハ - ヘヒンゲン線
hKRZWae
アイアッハ川
SKRZ-Au
自動車道A81
HST
77.0 ミューレン(ホルプ近郊)
BS2+r
ゴイ線
SBRÜCKE SBRÜCKE
国道B32
BHF BHF
80.3 ホルプ
KRWgl+l KRWgr+r
STR eDST
82.3 旧ホルプ貨物駅
BS2l eBS2r
eHST
85.6 旧デッティンゲンア(ホーエンツォレルン)
DST
87.3 ホルプ・ネッカーハウゼン
hKRZWae
ネッカー川
eHST
90.3 フィシンゲン
BHF
94.3 ズルツ(ネッカー)
TUNNEL1
ズルツトンネル(297 m)
DST
99.7 グリューンホルツ
eHST
103.4 旧オーベルンドルフ・アイシュタイク
BHF
105.5 オーベルンドルフ(ネッカー)
eHST
108.9 アルトオーベルンドルフ
DST
111.5 エプフェンドルフ
eHST
115.3 旧タールハウゼン・ヘレンツィメルン
DST
116.8 タールハウゼン
WBRÜCKE1
ネッカー川
TUNNEL1
ホーエンシュタイントンネル(103 m)
WBRÜCKE1
ネッカー川
TUNNEL1
ティアーシュタイントンネル(654 m)
WBRÜCKE1
ネッカー川
TUNNEL1
ベルンブルクトンネル(269 m)
WBRÜCKE1
ネッカー川
eABZg+r
旧無煙火薬工場連結線
eHST
旧ロトヴァイル無煙火薬工場駅
TUNNEL1
アウトンネル(114 m)
BHF
123.3 ロトヴァイル
WBRÜCKE1
ネッカー川
ABZgr
バリンゲン方面
HST
124.5 ロトヴァイル・ゴェルスドルフ
HST
125.7 ロトヴァイル・ザーリーネ
eKRZu
旧バーリンゲン - ロトヴァイル線
ABZgr
ロトヴァイル - フィリンゲン線
HST
129.4 ロトヴァイル・ノイフラ
DST
130.2 ノイフラ(ロトヴァイル近郊)信号場
eHST
131.0 旧ラウフェン(ロトヴァイル近郊)
eDST
131.7 旧ノイハウス(ロトヴァイル近郊)
BHF
134.2 アイディンゲン(シュパイヒンゲン近郊)
eHST
136.4 旧ホーフェン(シュパイヒンゲン近郊)
HST
136.8 シュパイヒンゲン中駅
BHF
138.4 シュパイヒンゲン
eABZgl
旧ホイベルク鉄道
HST
139.9 バルクハイム(ヴュルテンベルク)
BHF
143.5 リートハイム(ヴュルテンベルク)
HST
145.3 ヴアイルハイム(ヴュルテンベルク)
BHF
147.2 ヴルムリンゲン北駅
HST
148.0 ヴルムリンゲン中駅 旧ヴルムリンゲン・オルト
HST
150.4 トゥトリンゲン学校
hKRZWae
ドナウ川
ABZg+l
トゥトリンゲン - ジクマリンゲン線(ジクマリンゲン方面)
BHF
151.2 トゥトリンゲン
ABZgl
ハーティンゲン支線(シンゲン方面)
HST
153.4 トゥトリンゲン・ゲンゼッカー
hKRZWae
ドナウ川
HST
154.5 モェーリンゲン駅
HST
155.0 モェーリンゲン市役所
HST
160.6 イメンディンゲン中駅
ABZg+l
シュヴァルツヴァルト線(ジンゲン方面)
BHF
161.5 イメンディンゲン
STR
シュヴァルツヴァルト線 (オフェンブルク方面)
停車場・施設・接続路線
(ハティンゲン支線)
ABZg+l
上ネッカー線、TI線
BHF
0.0 トゥトリンゲン 649 m
ABZgr
上ネッカー線(イメンディンゲン方面)
STRo
国道B311
hKRZWae
アイノェート川高架橋
ABZg+r
シュヴァルツヴァルト線(イメンディンゲン方面)
DST
8.2 ハティンゲン(バーデン)信号場 690 m
STR
シュヴァルツヴァルト線 (ジンゲン方面)
  • 出典: ドイツ鉄道地図[1]

沿線概況 編集

この路線は主にネッカー川を平行に伸びているが、ニュルティンゲン - テュービンゲン間でシュヴァーベンアルプス山脈を貫通する。プロヒンゲン - テュービンゲン区間は完全に電化されて、複線の線路が活用されている。他の路線はヴェンドリンゲン駅、ニュルティンゲン駅、メッツィンゲン駅、ロイトリンゲン駅で接続する。

プロヒンゲン - ヴェンドリンゲン区間の信号機はプロヒンゲンの連動装置によって制御されている。ロイトリンゲンには電子信号所もあり、それ以外の場合、リレーインターロック方式が活用されている。

ホルプ駅の前にゴイ線がこの路線に合流する。ロトヴァイルで列車はネッカ川から離れ、支流のプリム川に平行に走行する。ロトヴァイル - トゥトリンゲン区間は大ホイ山(Großer Heuberg)の山裾を貫通する。バルクハイムで列車はライン=ドナウ分水界を通過し、ドナウ川支流のファウレン渓流及びエルタ川に沿ってトゥトリンゲン駅に向かう。この路線は西南側に続き、イメンディンゲン駅でバーデン・シュヴァルツヴァルト線と合流する。

歴史 編集

ヴュルテンベルク王立鉄道時代 編集

プロヒンゲン - トュービンゲンの最初のセクションは、1859年にヴュルテンベルク王立鉄道により開通されたプロヒンゲン - ロイトリンゲン区間である。

1861年、アッパーネッカーラインはテュービンゲン経由でロッテンブルクまで延長された。この路線は1864年にアイアッハまで、1866年にホルプ(ネッカー)まで延長された。テュービンゲンからホルブに向かう路線は、今でも上ネッカー鉄道と呼ばれている。ネッカ川に沿ってこの路線を続いて建設するのは技術的問題はなかったものの、プロイセン領土であったホーエンツォレルンの通過問題の理由でプロイセンの許可が必要だった。1865年3月プロイセンとヴュルテンベルクの間に延伸区間の建設を規律する条約が締結された。1868年7月23日に王立ヴュルテンベルク邦有鉄道のホルプ - ロトヴァイル区間は開通された。

一方バーデン王国との条約でヴュルテンベルクは1865年建設中のバーデン黒い森線をこの路線と接続することを法的に確立した。それでヴュルテンベルクでは路線の延長とロトヴァイル - フィリンゲン区間の新設も行われた。1869年7月ロトヴァイル - トゥトリンゲン間の開業は実現された。よく年トゥトリンゲンからドナウ川に沿ってバーデンの境界のイメンディンゲンに至る区間は建設された。この区間の開通で1870年からシュトゥットガルトからボーデン湖の西側まで列車旅行が可能になった。

1899年10月18日に二番目の線路がプロヒンゲン - ヴェンドリンゲン間で設置された。1902年10月にロイトリンゲンまで複線線路が備えられた。以後テュービンゲンまで複線区間が拡張された。一方シュトゥットガルト - ホルプ区間の開通以後シュトゥットガルト - トゥトリンゲン間の走行時間は3時間まで短くなり、1900年から特急列車はシュトゥットガルト - イメンディンゲン区間で毎日3往復で運行された。この路線は貨物輸送で重要な意味を持って、1897年40万トンの商品が輸送されるほどであった。初期にはゴイ地帯から農産物がシュトゥットガルトに送られて、工業の発展で工業生産品もこの路線を通じて運搬された。

ドイツ国営鉄道時代 編集

1920年代からヴュリテンベルク自由人民自治州 (freier Volksstaat Würtemberg) はこの路線の複線化と改良を実行した。その目的はベルリン発スイス、イタリア行きの国際列車をゴイ線の経由で運行することとフランスとの交戦時ライン谷線の代わりにこの路線を使って、兵力及び物資輸送を断絶させないことだった。

1934年5月15日トゥトリンゲン - ハーティンゲン間連結線は断線で開通された。一方、プロヒンゲン - テュービンゲン間は1934年10月1日まで電化された。1941年戦争中で改修作業が中止になるまで、帝国鉄道はオーバーンドルフ (ネッカ) 周辺の2.3 km区間の例外にしてシュトゥットガルト - トゥトリンゲン間を複線化した[2]。その連結線と複線化でシュトゥットガルト - ジンゲン区間の鉄道は効率的になって、列車がイメンディンゲンを経由し、そこで運行方向を変わる必要もなくなった。1945年2月までホルプ - トゥトリンゲン区間は大きな破壊されなかったが、重要な駅施設は連合軍の空襲で大きい損傷を受けた。

ドイツ連邦鉄道時代 編集

1946年当時エルゲンツィンゲン - ハティンゲン区間はフランスの管理下にあった。フランスは線路の復旧で権利を行使し、ホルプ - トゥトリンゲン区間を単線化した[3]。その区間は現在まで単線である。1950年代末列車運行は戦争前の水準まで回復された。イタリア人労働者の流入でシュトゥットガルト - イタリア間列車は再び運行された。

ドイツ鉄道時代 編集

2003年ホーエンツォレルン地方鉄道(Hohenzollerische Landesbahn, HzL)の環状列車路線(Ringzug)がロトヴァイル - トゥトリンゲン区間に導入された。この二つの路線シスタムは既存の快速列車路線を補充する役割を果たす。それでドイツ鉄道停車場とDB駅施設・サーヴィス社(DB Station&Service)は廃止された停車場を再開業する上、新しい停車場も追加した。

2020年6月に、アベリオはシュトゥットガルト - テュービンゲンの区間の中距離列車の運営権を引き受けて列車運行を開始した。

運行形態 編集

 
キルヒェンテリンスフルト近くを走行する快速列車
 
ニュルティンゲンのシュタインラッハ川鉄道橋の標識

旅客輸送 編集

2009年12月の時刻表変更以降、ネッカーアルブ鉄道は長距離列車が二年間試験で運行された。ホルプ - トゥトリンゲン区間は現在優等列車が以下のように運行されている。

  • IC 87: シュトゥットガルト - ホルプ - ロットヴァイル - トゥトリンゲン - ジンゲン - チューリヒ。60分間隔。使用車両はIC2KISS

地域運送の場合、運賃システムは以下のような運輸連合により管理されている。

  • プロヒンゲン - ベンプフリンゲン区間: シュトゥットガルト運輸・運賃連合(Verkehrs- und Tarifverbund Stuttgart, VVS)[4]
  • ベンプフリンゲン - アイアッハ区間: ネッカー=アルプ=ドナウ運輸連合(Verkehrsverbund Neckar-Alb-Donau, Naldo)[5]
  • アイアッハ - ホルプ区間: フロイデンシュタット郡交通共同体(Verkehrs-Gemeinschaft Landkreis Freudenstadt, VGL)[6]
  • ズルツ - ノイフラ区間: ロットヴァイル運輸連合(Verkehrsverbund Rottweil, VVR)[7]
  • ノイフラ - イメンディンゲン区間: トゥトリンゲン郡運輸連合(Verkehrsverbund Landkreis Tuttlingen, TuTicket)[8]

一部の普通列車はドイツ鉄道の子会社である「DBアルプ=ボーデン湖地域交通(DB ZugBus Regionalverkehr Alb-Bodensee, RAB)」により運営されている。

  • 快速列車(IRE 6a/IRE 6b): シュトゥットガルト - ロイトリンゲン - テュービンゲン - アウレンドルフ/ロッテンブルク。120分間隔。使用車両はDB612形気動車
  • 快速列車(IRE 6): シュトゥットガルト - ロイトリンゲン - テュービンゲン。120分間隔。南西ドイツ交通(Südwestdeutsche Landesverkehrs-GmbH)運営。使用車両はタレント2
  • 快速列車(RE 12): (ネッカーエルツ -)ハイルブロン - ビーティクハイム=ビシンゲン - シュトゥットガルト - バート・カンシュタット - プロヒンゲン - ヴェンドリンゲン - ニュルティンゲン - メツィンゲン - ロイトリンゲン - テュービンゲン。60分間隔。南西ドイツ交通(Südwestdeutsche Landesverkehrs-GmbH)運営。使用車両はタレント2。
  • 快速列車(RE 14a): シュトゥットガル - ヘレンベルク - オイティンゲン - ホルプ - ズルツ - オーベルンドルフ - ロトヴァイル。120分間隔。使用車両はDB3442形電車
  • 快速列車(RE 55): フィリンゲン - イメンディンゲン - トゥトリンゲン - ジグマリンゲン - エーヒンゲン - ウルム。120分間隔。使用車両はDB612形気動車。
  • 普通列車(RB 18): オスターブルケン - バート・フリードリクスハル - ハイルブロン - ビーティクハイム=ビシンゲン - シュトゥットガルト - バート・カンシュタット - プロヒンゲン - ヴェンドリンゲン - オーバーボイヒンゲン - ニュルティンゲン - ベンプフリンゲン - メツィンゲン - ロイトリンゲン - テュービンゲン。60分間隔。南西ドイツ交通(Südwestdeutsche Landesverkehrs-GmbH)運営。使用車両はタレント2。
  • 普通列車(RB 43): ロトヴァイル - シュパイヒンゲン - トゥトリンゲン - イメンディンゲン - ブルムベルク・ツォルハウス。ホーエンツォレルン地方鉄道(Hohenzollerische Landesbahn、HzL)運営。使用車両はレギオシャトルRS1
  • 普通列車(RB 63): バート・ウーラッハ - メツィンゲン - ゾンデルフィンゲン - ロイティンゲン - ロイティンゲン西駅 - ベッツィンゲン - ヴァンヴァイル - キルヒェンテリンスフルト - ルストナウ - テュービンゲン - ヘレンベルク。60分間隔。使用車両はDB650形気動車
  • 普通列車(RB 74): テュービンゲン - ロッテンブルク(ネッカー) - アイアッハ - ホルプ - ホッホドルフ - ナーゴルト - カルヴ - プフォルツハイム。60分間隔。使用車両はDB650形気動車。
  • Sバーン(S 1): ヘレンベルク - ボェーフリンゲン - ロール - シュヴァープ街 - シュトゥットガルト - バート・カンシュタット - プロヒンゲン - ヴェルナウ - ヴェンドリンゲン - キルヒハイム (テク) 。30分間隔。使用車両はDB430形電車

貨物輸送 編集

ドイツ鉄道の「市場志向型の貨物供給」(Marktorientiertes Angebot Cargo, MORA C)という企業再生プログラムが行われた間に、HzLが2002年に、DBカーゴの前身であるレイリオン(Railion)に属したテュービンゲン - プロヒンゲン間のすべての貨物輸送を引き受けた。かなり多い需要にもかかわらず、HzLは数年後鉄道使用料に関する意見不一致のため、この事業から引き下がった。HzLはドッテルンハウゼンからトゥトリンゲンを経由しスイスに出入りするセメント輸送貨物列車を運用している。

定期的な貨物運送は今は、プロヒンゲンからヴェンドリンゲン及びその接続路線へ、ニュルティンゲン及びその接続路線へ、メツィンゲン及びその接続路線へ行われる。

ロイトリンゲン市はコンテナターミナル建設用地を長期間用意するために、旧貨物駅の土地を確保した[9]。テュービンゲン旧貨物駅は2015年にほとんど売却されて、マンション・事務所用地に転換された[10]

2017年にラスタットトンネルが崩壊事故でライン谷線が一時的に閉鎖されたので、多くの貨物列車はテュービンゲン、ホルブ経由で迂回され、中距離列車の運行は部分的に取り消された[11]

参考文献 編集

  • Richard Leute (1983). “Die Geschichte der Eisenbahnen in Raum Tuttlingen” (ドイツ語). Tuttlinger Heimatblätter (Nr. 46): S. 46-62. 
  • Frank von Meißner. “Magistrale im Verkehrsschatten: Die Gäubahn Stuttgart-Singen” (ドイツ語). Eisenbahn-Kurier (Nr. 9, 2004): S. 36-41. ISSN 0170-5288. 
  • Reichhold, Dieter (2010) (ドイツ語). Obere Neckarbahn : eine Zeitreise auf der Strecke Plochingen, Wendlingen, Nürtingen, Metzingen, Reutlingen (1 ed.). Münsingen-Rietheim: Wiedemann. ISBN 978-3-941453-09-8 
  • Hans-Wolfgang Scharf; Burkhard Wollny (1992) (ドイツ語). Die Gäubahn von Stuttgart nach Singen. Freiburg im Breisgau. ISBN 3-88255-701-X 

注釈・出典 編集

  1. ^ Eisenbahnatlas Deutschland (German railway atlas). Schweers + Wall. (2009). pp. 94, 104. ISBN 978-3-89494-139-0 
  2. ^ Egon Hofenzitz (1999). Staatseisenbahn in Württemberg 1845–1994. Stuttgart: Rubrik Gäubahn 
  3. ^ pd/mr: Gäubahn-Abschnitt wird ausgebaut. In: Eisenbahn-Revue International. 6/2019, S. 323.
  4. ^ Liniennetz: Verbund-Schienennetz”. vvs.de. Verkehrs- und Tarifverbund Stuttgart. 2021年4月5日閲覧。
  5. ^ Netzpläne (Naldo)”. naldo.de. Verkehrsverbund Neckar-Alb-Donau. 2021年4月5日閲覧。: バス・鉄道路線図(Liniennetzplan)ダウンロード可能
  6. ^ Fahrplan-Tarif-Auskunft”. vgl-info.de. Verkehrs-Gemeinschaft Landkreis Freudenstadt. 2021年4月5日閲覧。: バス・鉄道路線図(Liniennetz)ダウンロード可能
  7. ^ VVR-Liniennetz”. vvr-info.de. Verkehrsverbund Rottweil. 2021年4月5日閲覧。
  8. ^ Linien- und Tarifzonenpläne”. tuticket.de. Verkehrsverbund Landkreis Tuttlingen. 2021年4月5日閲覧。
  9. ^ Beharrlichkeit macht sich bezahlt: Der frühere Güterbahnhof gehört der Stadt”. reutlingen.de. Reutlingen (2010年3月2日). 2021年4月12日閲覧。
  10. ^ Alter Güterbahnhof”. tuebingen.de. Tübingen. 2021年4月12日閲覧。
  11. ^ Nächtlicher Zugverkehr auf der Neckar-Alb-Bahn (Strecke Horb–Tübingen–Reutlingen–Plochingen)”. deutschebahn.com. Deutsche Bahn (2017年8月16日). 2017年8月16日時点のオリジナルよりアーカイブ。2017年8月17日閲覧。

外部リンク 編集