世界禁煙デー(せかいきんえんデー、World No-Tobacco Day)は、世界保健機関 (WHO)が制定した禁煙を推進するための記念日である。毎年5月31日が世界禁煙デーとなっており、国際デーの1つである。

記念日 編集

この日、禁煙マークをプリントしたTシャツを着てマラソン大会などを開き、世界的に禁煙を呼びかけている。1995年時点で世界の喫煙者は10億1000万人であり、約5人に1人の割合となっている。毎年世界で300万人が喫煙が原因とみられるがん心臓病で亡くなっており、このままでは2030年代初頭には喫煙による死亡者が年間1000万人に達するとWHOは警告している。

日本では1992年(平成4年)より、5月31日から6月6日までの1週間が「禁煙週間」となっている。

歴史 編集

1987年の世界保健機関決議WHA40.38により、世界保健機関が設立40周年を迎える1988年4月7日が「第1回世界禁煙デー」と定められた。1988年に採択された決議WHA42.19で世界禁煙デーを毎年5月31日とすることが定められ、翌1989年以降この日に実施されている。

2007年 世界禁煙デー 編集

2007年5月31日の前後に、「たばこの煙がない環境」をテーマとして、各国でさまざまな活動が行われた。世界保健機関は完全禁煙に向けた行動を起こすようアピールするとともに、「たばこ産業の作り話をあばく」などの内容を発表した[1]

出典 編集

  1. ^ Marta Seoane; Joel Schaefer (2007年). “2007年WHO世界禁煙デー小冊子” (PDF). WHO Tobacco Free Initiative. 2008年6月1日閲覧。

関連項目 編集

外部リンク 編集