元 均(げん きん、生没年不詳)は、北魏・西魏の皇族。安昌王。名は子均。
元修義の子として生まれた。北魏末年に給事黄門侍郎となった。後に西魏に入って、安昌王に封じられ、開府儀同三司の位を受けた。死去すると、司空の位を追贈された。諡は平といった。
- 元則(字は孝規、安昌王の爵位を嗣ぎ、衛州刺史となった。北周に仕えて小冢宰・江陵総管をつとめた。子の元文都が知られた)
- 元矩(字は孝矩)
- 元雅(字は孝方、隋の開皇年間に左領左右将軍や集沁二州刺史を歴任し、順陽郡公に封じられた)
- 元褒(字は孝整)
- 『魏書』巻19上 列伝第7上
- 『北史』巻17 列伝第5