児玉 実英(こだま さねひで、児玉 實英、1932年12月14日 - )は、日本のアメリカ文学比較文学者。同志社女子大学名誉教授。

経歴 編集

京都府に、同志社大学名誉教授・児玉実用の長男として生まれる。1955年に同志社大学英文科卒、1956年に同大学院中退。同年、フルブライト奨学金を得てアメリカ合衆国のアマースト大学に留学[1]。1958年同英文科卒業。1959年ワシントン州立大学修士課程修了。1960年に同志社女子大学助手、1961年に同大学専任講師、1964年に同大学助教授、1970年に同大学教授。1984年、「アメリカ詩と日本文化」により同志社大文学博士。93年から同志社女子大学長を務めた後、2001年に広島女学院大学教授。2009年春の叙勲で瑞宝中綬章を受章[2]

妻は天理大学名誉教授・児玉佳与子宗教学者、1933年- )。妹の夫に元同志社女子大教授・岡部進数学者、1939年- )

著書 編集

  • 『アメリカのジャポニズム 美術・工芸を超えた日本志向』中公新書, 1995
  • 『石中火あり 同志社とわたしと英文学』オリオン出版社, 2000
  • 『アメリカの詩』英宝社, 2005

共編 編集

翻訳 編集

  • 空想と想像力 R.L.ブレット 研究社出版, 1971

脚注 編集

  1. ^ 児玉実英『出身県別 現代人物事典 西日本版』p387 サン・データ・システム 1980年
  2. ^ 平成21年春の叙勲 瑞宝中綬章受章者” (PDF). 内閣府. p. 8 (2009年4月29日). 2009年5月9日時点のオリジナルよりアーカイブ。2023年4月11日閲覧。

参考文献 編集

  • 『人事興信録』1995年