出血傾向
出血傾向(しゅっけつけいこう、英:Bleeding tendency, Hemorrhagic Diathesis )とは、何らかの原因で止血機序が破綻し、出血が抑制できない状態のこと[1][2]。出血性素因ともいう。種々の疾患、あるいは医薬品によっても引き起こされ、軽症のものから死に至るものまで多岐にわたる[2]。
出血傾向 | |
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概要 | |
診療科 | 血液学 |
分類および外部参照情報 | |
ICD-10 | D69.9 |
ICD-9-CM | 287.9 |
DiseasesDB | 1442 |
MeSH | D006474 |
原因となる疾患
編集詳細は「血液凝固障害」を参照
- 血友病
- ヴォン・ヴィレブランド病
- グランツマン血小板無力症
- 特発性血小板減少性紫斑病・血栓性血小板減少性紫斑病・巨大血小板性血小板減少症
- Bernard-Soulier症候群(BSS)
- 白血病
- ウィスコット・アルドリッヒ症候群
- ビタミンK欠乏症
- 肝硬変
- ウイルス性出血熱の一群 (例 デング出血熱)
- 溶血性尿毒症症候群
- 播種性血管内凝固症候群
原因となる薬物・毒物
編集参照・引用
編集- ^ 日本臨床血液学会マニュアル作成委員会、日本病院薬剤師会 (2007年6月). “重篤副作用疾患別対応マニュアル:出血傾向” (PDF). 厚生労働省. 2010年8月11日閲覧。
- ^ a b 川合陽子 著「16章 出血傾向」、日本臨床検査医学会包括医療検討委員会、厚生労働省 編 編『臨床検査のガイドライン2005/2006』(PDF)日本臨床検査医学会、2005年11月、p.p.90頁 。2010年8月11日閲覧。