十念(じゅうねん)とは、浄土教において「南無阿弥陀仏」を十回称える作法のことを言う。

上記の用例が広く知られるが、仏教においては10種類のイメージを行う修行法のことも指し、その10種類とは、念仏念法念僧念戒念施念天念休息念安般念身念死のことを言う。

浄土教における十念 編集

浄土教における十念には異説があり[1]、中国・日本では浄土教において無量寿経の第十八願に出る往生の要件としての「乃至十念」が重視される[2]

浄土教における南無阿弥陀仏の称え方は、様々ある。以下は、その例である。

「四念、四念、二念」と区切る称え方
南無阿弥陀仏 南無阿弥陀仏 南無阿弥陀仏 南無阿弥陀仏(「なむあみだぶ」と称える)
(息継ぎ)
南無阿弥陀仏 南無阿弥陀仏 南無阿弥陀仏 南無阿弥陀仏(「なむあみだぶ」と称える)
(息継ぎ)
南無阿弥陀仏(「なむあみだぶつ」) 南無阿弥陀仏(「なーむあみだぶ」と称える)
「八念、二念」と区切る称え方
南無阿弥陀仏 …(六念)・・・ 南無阿弥陀仏(「なむあみだぶ」と称える)
(息継ぎ)
南無阿弥陀仏(「なむあみだぶつ」) 南無阿弥陀仏(「なーむあみだぶ」と称える)
その他
猊下台下から念仏を受ける授与十念というものもある。

出典 編集

  1. ^ 総合仏教大辞典編集委員会(編)『総合佛教大辞典』 下巻(第一版)、法蔵館、1988年1月、1135頁。 
  2. ^ 中村元ほか(編)『岩波仏教辞典(第二版)』(岩波書店、2002年10月)488頁

関連項目 編集