司馬貞

?-720、唐代「史記索隠」の著者

司馬 貞(しば てい、生没年不詳)は、中国唐代文人。『史記』の注釈書である『史記索隠』を著したほか、『史記』三皇本紀を補筆した。字は子正。号は小司馬司馬遷と比較して)。

概要 編集

旧唐書』、『新唐書』に伝がないためその生涯については不明な点が多い。自著の『史記索隠』序に「朝散大夫国子博士弘文館学士河内司馬貞」とあることから、を建国した河内司馬氏の本貫である河内郡温県(現在の河南省焦作市温県)出身であると推測される。また『旧唐書』経籍志にかつて潤州(現在の江蘇省鎮江市)別駕に任じられていることが知られるのみである。

参考文献 編集

  • 『史記索隠』