吾妻能狂言(あづまのうきょうげん)は、明治時代初期に行われた芸能である。今様能とも呼ばれる。能楽長唄常磐津などを加えて演じた。参画者として日吉吉左衛門(能)、2世杵屋勝三郎(長唄三味線)、初代藤舎芦船(囃子方)、名女川庄三郎(鷺流狂言)などの名が伝わる。長唄「安達ヶ原」、「船弁慶」は2世杵屋勝三郎により吾妻能狂言の演目として作曲されたものである。長唄歌舞伎松羽目物に影響を与えたとみられている。

参考文献

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  • 吾妻能狂言 - ArtWiki
  • 河合佐季子『吾妻能狂言の研究 : その芸態と後世への影響』東京芸術大学〈博士(音楽) 甲第602号〉、2012年。 NAID 500000571239https://geidai.repo.nii.ac.jp/records/879 
  • 田中悠美子、野川美穂子、配川美加『まるごと三味線の本』青弓社、2009年。ISBN 9784787272775国立国会図書館書誌ID:000010655388https://ndlsearch.ndl.go.jp/books/R100000002-I000010655388