外傷性頸部症候群

Lateral neck X-ray of whiplash.jpg

外傷性頸部症候群(がいしょうせいけいぶしょうこうぐん、: traumatic cervical syndrome, TCS)は、頸椎捻挫(けいついねんざ)ともいうが、一般には、むち打ち症(鞭打ち症、むちうち症)またはむち打ち損傷という俗称で呼ばれている。

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概要編集

自動車事故による首部やその周辺の打ち身・捻挫・骨折・頭部外傷などをムチウチ症と通称名で呼ぶ事が多く、「外傷性頚部症候群」「頚部捻挫」として診断名がつけられる事が多い。自動車事故のほかに労働災害スポーツ障害によって起こされる事が多い。

強い衝撃で頭部と胴体が異なる向きへの動きを強いられ、それによって、様々な症状が出現する疾患である。「むち打ち症」という名前は、その動きを打った後のしなった鞭に例えたものである。

また近年ムチウチ症によってもたらされる様々な症状が、脳脊髄液減少症という『髄液が慢性的に漏れることにより発生するもの』、あるいは脳に損傷を受けた為に身体の麻痺や高次脳機能障害を発症する軽度外傷性脳損傷によるものとの指摘がなされている。

器質的な障害編集

靭帯(じんたい)や関節包筋肉などの障害のため、外見上あるいはX線診断における変化は見られないことが多い。画像では発見されにくいが、詳細な検査を経て軽度外傷性脳損傷と診断されるケースが多い[1]

症状編集

いわゆる「ムチウチ損傷」では、事故にあったその日はほとんど症状が出ず、翌日あたりから様々な症状が出現することが数多く報告されている。また首筋、背中、肩のこりや痛み、耳鳴り頭痛めまい吐き気食欲不振などの不定愁訴などの様々な症状が患者側から訴えがある事はあるが、医学的には認められるものは少ない。

治療編集

レントゲンなどで異常が確認されない場合には、首部腰部を牽引機器を用いての物理療法が行われる事が多い。[要出典]

脚注編集

関連項目編集