実尊(じつそん、治承4年(1180年)10月 - 嘉禎2年2月19日1236年3月27日))は、鎌倉時代前期の法相宗。父は関白松殿基房。兄弟に左大臣隆忠、権中納言家房摂政師家天台座主承円、山科僧正行意らがいる。

興福寺別当信円に師事して法相教学を修学し、1226年嘉禄2年)興福寺別当となる。しかし、2年後の1228年安貞2年)多武峰寺との争いが激化し、その責任をとって辞任している。その後復職し大僧正に任じられた。