実相院 (足立区)

東京都足立区にある寺院。荒綾八十八ヶ所霊場41番札所、武蔵国三十三ヶ所霊場23番札所、武蔵国八十八ヶ所霊場3番札所、伊興七福神の大黒天・弁財天・毘沙門天

実相院(じっそういん)は、東京都足立区にある真言宗豊山派寺院

実相院
所在地 東京都足立区伊興4-15-11
位置 北緯35度47分42.1秒 東経139度46分56.5秒 / 北緯35.795028度 東経139.782361度 / 35.795028; 139.782361 (実相院 (足立区))座標: 北緯35度47分42.1秒 東経139度46分56.5秒 / 北緯35.795028度 東経139.782361度 / 35.795028; 139.782361 (実相院 (足立区))
山号 宝光山
院号 実相院
宗派 真言宗豊山派
本尊 聖観世音菩薩
創建年 奈良時代
開山 行基
札所等 荒綾八十八ヶ所霊場41番札所、武蔵国三十三ヶ所霊場23番札所、武蔵国八十八ヶ所霊場3番札所、伊興七福神の大黒天・弁財天・毘沙門天
文化財 聖観世音菩薩立像(東京都指定有形文化財)
法人番号 9011805000142 ウィキデータを編集
実相院 (足立区)の位置(東京都区部内)
実相院 (足立区)
テンプレートを表示

歴史 編集

奈良時代行基によって開山されたといわれている。1063年康平6年)、源頼義義家父子が前九年の役勝利に感謝して寺領を寄進して以降、次第に寺運興隆していった[1]

かつては現在よりも大規模な寺院であり、1744年寛保4年)に紀州藩世子徳川宗将より両界曼荼羅の寄進を受けている。しかし、1855年安政2年)の大地震で大破し、現本尊聖観世音菩薩を安置していた横沼観音堂に寺院機能を集約して現在に至っている[1][2]。このような歴史的経緯もあり、山門から入って正面に見える仏堂は旧横沼観音堂であり、横にも仏堂がある。この仏堂が実質的な本堂となっている[3]

伊興七福神めぐりの大黒天・弁財天・毘沙門天を安置している[2]

交通アクセス 編集

脚注 編集

  1. ^ a b 足立区立郷土博物館 編『足立の仏像―ほとけがつなぐ足立の歴史―(区制80周年記念特別展)』足立区立郷土博物館、2012年、111-114p
  2. ^ a b 実相院【大黒天・弁財天・毘沙門天】いこう七福神めぐり
  3. ^ 『足立区仏教会その歩みと名鑑』足立区仏教会、1989年、135p

参考文献 編集

  • 『足立区仏教会その歩みと名鑑』足立区仏教会、1989年
  • 足立区立郷土博物館 編『足立の仏像―ほとけがつなぐ足立の歴史―(区制80周年記念特別展)』足立区立郷土博物館、2012年